2日目の夜
東北遠征採集、ラストの夜! 今年も当初より決めていた集落で街灯周りをする事とした。
夕暮れに着いた私たちは、しばし周るルートを相談。アトムさんは〇〇から、tamushinさんは橋を渡った〇〇方向から 私は例の水銀灯に張り付くべくココから向かう。
山の稜線が見え難くなった時間帯で いよいよ街灯周りスタートとなった。 民家も点在するルートなので 決してライトは民家に当てず、大声を出さず 静かに徒歩で各々周って行く。 誰かが見付けてくれればと願いつつ 秘めた願いは・・・俺が・・・(爆)
ちょっと逸れるが、街灯に飛来したオオクワは落下後、暗い場所へとそそくさと逃げていく。そして暗く安全な場所で留まる。個体によっては翌日の夕暮れまで留まる。
そのような個体が暗くなったのを見計らい、また街灯に向かい飛ぶのだ。このように隠れていた場所から再度街灯飛来する個体を「浮き上がり、又は湧き上がり個体」と言うようだ。
そんな湧き上がりでもなんとか見付けたいと 隠れて居そうな隙間も丹念にライトを当てていく。
そうこうしていると目的の水銀灯に辿り着いた。他の街灯に比べれば虫の集りが半端ない〜。 【画像1】
眺めていると甲虫が飛んで来た。見た瞬間に本命来たか!? と水銀灯に当たって落下。 落ちた場所を見ると小振りなカブちゃん♀だった。 まだまだ序盤戦だ!少し離れた街灯を見ては水銀灯に戻るを繰り返し、飛来したミヤマ♀アカアシを拾っていく。
そんな事をしながら30分くらいした頃、アトムさんが様子を見にやってきた。
アトム:どうですか?YY(俺)さん 俺 :まだカブ♀とミヤマ♀アカアシくらい普通種ばっか10頭くらいかなぁ〜? アトム:私も目的の街灯を見ましたが居ませんでした。途中、tamushinさんとすれ違って聞いたらイマイチだと。
少し情報交換をしながら水銀灯を諦め、一緒にtamushinさんの方に向かう。途中、川反対の街灯が気になりアトムさんにあの街灯へ向かうと言って別れた。
目的の街灯に着いて飛来後仰向けにうごめくカブちゃん♀を拾って、少し歩いたところで電話が鳴った!
アトムさんからだ!「YYさん、イーグルア〜イ!居ました!GETです!」今年もこの男がやってくれた(ブイブイブイ)アトムさん少し声が震えていたように思ったが?
〇〇の場所なんですけど・・・来ますか? ちょっと離れているから後で個体を見せてと伝えて電話を切った。
心の中では・・・さっきアトムさんと一緒に向かっていれば?と悔やむ俺が居た(爆) でも3人の内、誰かがブラックダイアモンドをGETした事で採集は成立。安堵でいっぱいの俺も居る(嬉)
一通り目的の街灯をくまなく探し、一旦車に戻った。アトムさん・tamushinさんも戻っていて「おめでとう〜とアトムさんと固い握手をし、個体を拝見」 泥が付いていたんで湧き上がりの♀だったようだ。 tamushinさんが計測したところ46ミリとデカい。 【画像2】 宿舎に戻った後計測で45.6mm
見付けた時のことを聞くと ライトをとある場所に当てると落下音が。光にビックリし落ちたオオが自分の方向へ歩いてきたと。ブリード物とは全然違う速さで焦った! 歩く方向が逆だったら縁石から草むらへ落下し見付けるのは不可能。やっぱりアトムさんは持っている男だ!
その後、埼玉から来たクワ友さんと合流して一緒に採集をする事となった。気になる場所を車で周り、4人で探し周った。オオクワを探す事だけしか考えず探した!ホント、クワバカな俺たち(笑)
でもこんな昆虫採集もあって良いだろう〜 日頃のストレス社会から思えば良い息抜きだ。 ふと誰かが言った「星が綺麗だと」見上げると満面の星空〜 やりきった感はある。時刻は22時半を過ぎ 採集を終える事とした。
宿舎に戻り、ビールで祝杯を揚げ、眠りについた。 【画像3】
【遠征採集結果】 オオクワ♀1(45.6ミリ) ミヤマ67ミリ・ノコ64ミリ 各1頭を含め他普通種70頭くらい。 【画像4】オニクワはおまけ。
翌日の朝、同じ宿舎に泊まっていた子供たちに欲しいクワガタをプレゼント。 残ったクワカブは全てリリースとなった。
3人で一緒に行くようになって3年連続でオオGET!出来過ぎた。 「山の神に感謝、ありがとう〜(ペコ)」
そして、アトムさん・tamushinさん お疲れ様でした(ペコペコ)
3日連続でUPした「採集記」どうでしたか? 文才が無い私でも読んでくれる方々が居るんで頑張って書きました(汗)
本日もご訪問頂きありがとうございました(ペコ)
yymaverick
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