雨水も過ぎて二月もほぼ終わり
庭に出たら
腹の太った猫が、吾目を監視しながら
のろのろと、垣根をこえて逃げていく
庭の片隅に、黄色いクロッカスが一輪
際立っていた。
白い椿の花がひとつ蕾がひとつ
あいかわらず木瓜の赤い花だけが
今を盛りと咲いている。
昨日は温今日は寒かなどっちかって~と
まだ初春というのでしょうかな~
髪の毛が気になりだしたので
電話してみたら、あと30分待ちとか
行ってみよう。
春炬燵僧のごとくに推敲す
僧は推す月下の門がよいか
僧は敲(たた)く 月下の門がよいか
推すがよいのか、敲くがよいのか
吾輩も春の炬燵のなかでぼんやりと
考えてみた、
もちろん大関のものもをぐびりぐびりと
やりながらですが
どっちでもええんでね~の
だがな~ちょっとまてよ
僧の立場に立ってみれば
推してかってに入っていくのがよいか
ノックをして即ち敲いて相手に合図
はっきりと来たよ~出迎えろよ~
お~いどんどん と
吾輩は敲くだろうな~
そんなわけで
韓愈大先生は
敲くがよかろうとな?
言ったそうだ
そんなわけは
吾輩の気分の問題での~
韓愈大先生とはどんなわけか知らないが
期せずして吾輩と意見の一致を
みたのだがね~
はい 床屋には行ってきました
まだ風呂には入っていません。
そうそう推すか敲くかと
悩んでいた詩人の名前は
賈島(かとう)という中唐の人だそう。
こんなこだわり深い好感度のたかい
賈島のような人は
近くに何人かはいそうですね~
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