人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。人生まだまだこれからさあ!
 
2011/06/01 19:37:04|紀行
万重の 雪渓越える 空の旅(四川省A)


成都空港から九塞溝黄龍空港迄は

約40分かかった。

雪山 雪渓を機窓から眺めながら

天空の空港へ着陸しました。

標高3500メートルの空港です。

さすが高地です。

トイレに入って立小便をしていたら

頭がスーッと少しふらりと

したのであります。

これが高山病の感覚なのかも


ゆっくりと気をつけて

行動することとしよう!














2011/06/01 13:21:16|紀行
東岩の酒 見つからず 薄暑光(四川省@)



李白の過去を暴く旅ではあったのだが

残念ながら未達成!

おそらくは また来いよ〜 っと

我が親友 李白の思う好意的な計らい

だったのかもしれない!


嘉州賓館 というH0telに

泊まったのだけれど、あいにく雨天

“楼に登って月も見られず、嘉州の

城東の祠の水で醸したという

東岩の酒 も見つからず、

心半ばなのでございます。

   (本ブログ5.21.の日参照)




「四川省の旅」

成都からバスで 九塞溝へ向かい

途中 李白の故郷“江油”に寄る

予定であったのに、出発日チェックイン

の後に変更を知らされた。

空路で九塞溝へ行くのだとよ〜

理由にもならない言い訳を

なんちゃら こんちゃら、、、、、、

安いツアーは しょうがないですな〜




峨眉山で

         猿にあう

                  緑雨




峨眉山の登山は

麓でエコカーに乗り換えて

さらにロープウエーにも乗って、

歩くのは30分ほどでした。


小雨の中をコウモリを差して、

途中猿の群れにであう 猿達は 

観光客めあてに出てくるようです。


金頂 華蔵寺の前には大きな象の像

がかすんでおりました。(写真 中)


なお峨眉山 麓の報国寺には

我が遊び仲間 孫悟空がおりました!

(写真 下)

わかるかな〜 

上のほうのちっちゃい奴だよ〜






国会中継 党首討論 

久し振りに みました!


何か よその国の出来事のように

感じて 悲しいのです!


羊がリーダーの 狼の群れ よりも

狼がリーダーの 羊の群れ の方が

明らかに強いものであると

常ずね感じていたとおりなんだな〜 っと


今のわが国には 狼や虎 ライオン の

リーダー が必要なんだと

あらためて 確信するのである!



まえから言ってるように

はやくやめろ〜

殺し合いのできないようなリーダーは

日本のリーダーにはふさわしくない!

はやくやめろ〜





もう今日から6月だというのに

なんでさむいんだろ〜ね〜















2011/05/21 15:08:30|Pre 旅 (旅行事前)
謫仙(たくせん)の 過去を暴きに 初夏の旅


ということで、

またしばらく、留守にします。

謫仙とは李白のことです。

いろんな名前がありますね〜




「送張嘉州」

                (北宋)蘇軾



峨眉山月半輪秋   「峨眉山月 

            半輪の秋

影入平羌江水流  影は平羌江水に

            入って流る」

謫仙此語誰解道  謫仙のこの語

            誰か解道せん

請君看月時登楼  請う君月を見て

            時に楼に登れ

笑談万事真何有  笑談万事

            真に何かある

一時付与東岩酒  一時付与す

            東岩の酒

帰来還受一大銭  帰来また受く

            一大銭

好意莫違黄髪叟  好意黄髪の叟に

            違うなかれ








「、、、、、、、、、、、」

謫仙人(たくせんにん)

といわれる李白のこの句を

いったい誰が会得できようか


もし会得したければ

時には楼に登って月を看る とよい!


笑ったり話したりもろもろの俗事に

いったい何の価値が

あるというのだろう!


世の中の全てのことは

東岩の酒を飲んで流し去ればよい!


帰ってくるときには漢の劉寵の

ように一大銭だけを受け取って


どうか白髪頭のじいさんの

好意を裏切ることのないように! 



(要旨)

もし李白の詩の真意を知りたかったら

嘉州の楼に登って月を眺めるとよい!

そうして世の中のすべての俗事は

東岩の酒を飲んで、流し去ればよい!




“東岩の酒”

東岩は嘉州の城東にあり、

そこの洞穴からは酒を造るのに

適した泉が湧き出ていたという。

嘉州はかつて存在した州で管轄県は

眉州だという。

眉州もかつて存在した州

さて一体どこにあるのだろう。

多分 峨眉山近辺であろうと

思われるがうまくたどりつけるか

どうか?




東岩の酒

        夢は広がる

                 夏の夜














 







2011/05/20 13:41:53|Pre 旅 (旅行事前)
霞(かすみ)を吸いに 仙界へ 初夏の旅






雲海の上に 首を出して 深呼吸をして

我が命を洗う、いと心地よきかな !




「不見」

                杜甫



不見李生久  李生(李白)

         を見ざること久し

佯狂真可哀  佯狂(ようきょう)

         真に哀れむべし

世人皆欲殺  世人 

         皆殺さんと欲す

吾意独憐才  我が意 

         独り才を憐れむ

敏捷詩千首  敏捷(びんしょう)

          詩千首

飄零酒一杯  飄零(ひょうれい)

          酒一杯

匡山読書処  匡山 

          読書のところ

頭白好帰来  頭白くして 

          よし帰り来たれ







「会いたいが、見えず」

               (訳詩)はぐれ雲



李白 君に会えずに久しい

狂った状況を 真にかなしむ

世間は 皆君をせめるが

吾は独り 君の才能を憐れむ

短時に 君は詩をとめどなく出す

流浪して 酒一杯の間

匡山(きょうざん)は君の学び舎

ここでまた共にくらそう

ここは君のふるさと

早く帰ってこられたし!
 






安史の乱にて李白が反皇帝派の永王

に加担して処罰された消息を聞いて、

杜甫は自分だけが李白の理解者だと

〜そのような内容の詩です。



李白は25歳に郷里を出て、ついに

死ぬまで戻ってこなかった。



匡山の山麓 江油 が李白の故郷と

される。






「李白読書台」

              (晩唐)杜光庭



山中猶有読書台  山中なお

           読書台あり

風掃晴嵐画嶂開  風は晴嵐(せいらん)

         を掃いて画嶂(がしょう)開く

華月氷壺依旧在  華月氷壺(かげつ

         ひょうこ)旧によって在り

青蓮居士幾時来  青蓮居士

         (せいれんこじ)幾時来たる






匡山の山中には、まだ李白ゆかりの

読書台がある。

風は晴れた日のもやを吹き飛ばし、

絵のような山を見せてくれる。

美しい月や氷の入った壺は

今もそのままである。

青蓮居士(李白のこと)はいったい

いつやってくるのだろう!





李白の山

  華月氷壺(かげつひょうこ)の

              初夏の風




















2011/05/19 21:49:13|Pre 旅 (旅行事前)
花開いて 眼中の人 音信断ゆ



そんなときがありましたな〜

我輩にも






「 大堤曲 」

                李白


漢水臨襄陽  漢水 

           襄陽に臨み

花開大堤暖  花開いて 

           暖かなり

佳期大堤下  佳期 

           大堤のもと

涙向南雲満  涙 南雲に向かって

           満つ

春風復無情  春風 

           また情なく

吹我夢魂散  我が夢魂を吹いて 

           散ぜしむ

不見眼中人  眼中 

           人を見ず

天長音信断  天とおくして 

           音信断ゆ







花ひらいて

        眼中のひと

                音信たゆ






そうですか〜

わが親友 李白にも

そんなことがあったのですね〜