日時 5月3日(金・祝)
天気 晴れ
メンバー けん(LD)、そめやん、しい(記)、たろきち(ハル入会予定)
5月2日最終便の東北新幹線で二戸のけんさん宅に向かう3人。けんさんはひと足先に車で帰省しており、夜遅く到着した3人を駅まで迎えに来てくれました。
お風呂と夕食は各自済ませ、けんさん宅では明日の山に備え眠るばかり。
今回の山旅では二戸のけんさん宅を拠点として八甲田山、岩木山、岩手山、七時雨山、八幡平に登る計画です。どの順番で登るか事前にテンクラなど気象情報をチェックしていましたが、どうやら1日目の5月3日はどこも山頂風が強いようです。天気で晴れが続きそうなのは幸いでした。
結局、山旅1日目の5月3日は八甲田山に登ることに決めました。
そして5月3日。朝5時起床、朝食済ませ6時出発。酸ヶ湯温泉登山口まで車で約2時間。
登山開始から雪道で硬い雪、つぼ足で歩けました。踏み跡はしっかりあり、正規ルートを進みます。ところが途中からルート不明瞭になり、ふと見ると眼下には沢沿いのルートを歩く多くのパーティーの列が。冬道は沢沿いルートが傾斜も緩く危険もなくて楽だということがわかりました。
そのまま沢沿いルートを進むとやがて八甲田大岳と小岳の分岐に到着。小岳には寄らず、大岳を目指します。
鏡沼(写真2枚目)まで来たところでサプライズが起こりました。
熊との遭遇です。
私は先頭にいたのですが後ろの方でたろきちさんが熊だ熊だというので横方向を見ると鏡沼を挟んで向こう側にクマの姿が。この時我々の前に3人の別パーティーもいて、こちら側人間は全部で7人。熊との距離は多分20〜30m位でした。驚いたのか熊は一目散に山の稜線めがけ走り去って行きました。ものすごい速さであっという間に姿が見えなくなるのを何とか写真におさめようとするんだけども、慌ててしまい誰もがカメラをすぐ取り出せず、熊の写真をバッチリ撮ることはできませんでした。
鏡沼に水を飲みに来て人間に出くわし、驚いて逃げたのでしょうか。
熊が逃げてくれて本当に良かった、人間側も7人いてラッキーだったかもしれないと、後々考えると肝が冷える思いです。
そんなこんなで騒ぎながら歩いていると風が次第に強まってきました。八甲田大岳山頂直下になると風に煽られ脇の鎖に掴まりながら歩く状況。山頂直下〜山頂(休憩)〜城ヶ倉分岐方面に下山まで、風速は22〜23m位ありました。
やがて風も落ち着いてきて雪道をサクサク下りますが、踏み跡が点在していたり藪に阻まれたりでいつしか地図読み状態となり、簡単とは言えない下山ルートとなりました。
八甲田の残雪風景は雄大で、その中でポツンと我々4人はルート確認しながら歩き続け、たまに休んでは晴天の残雪風景を愉しみ、やがて酸ヶ湯温泉登山口に無事辿り着きました。
下山後は酸ヶ湯温泉の千人風呂で汗を流し、奥入瀬渓流をドライブしながら滝の写真を撮ったりして二戸に帰って行きました。
浄法寺IC 6:10=黒石IC=8:00酸ヶ湯温泉登山口8:20―仙人岱―11:15八甲田大岳11:40―城ヶ倉分岐―14:17酸ヶ湯温泉登山口―14:30酸ヶ湯温泉15:45=黒石IC=浄法寺IC