海・山・夢、わが人生！

別項にマッサージチェアの修理価格とＯ社の失礼極まりない対応の苦情を述べました。
これに限らず、修理価格に関しては言いたいことが山ほどあります。一山全部記載は無理ですが、いくつか気になることを書いてみます。

マッサージチェアの問題については、確かに製造元のＳ社が一番悪い。何の工夫もせずにただ修理とやって機械的に見積れば二万五千円以上と算出されるのだろう。どこに派遣元があるのか知らないが、修理地を聞かないで見積価格を言ってくるのだから基本的交通費を計上しているのだろう。技術料と込みで 9,450 円と言っていた。
一日仕事で技能者を派遣していればこんなところか。

パーツ費用は、背面ユニット交換として、15,960 円とか。他に基盤の交換も必要なら更に
7,875 円、あっという間に三万円オーバーしてしまう。

でもここに知恵を投入するのがメーカーの矜持ではないのか。何軒あるのか知らないが地域をまとめて一日に回れる件数を多くする。技能者の多能工化と合わせてやれば、基本技術料なんてあっという間に三分の一程度には縮小できるはず。現に他の重電はそうやっていた。

パーツだってすぐに壊れることから見て、どうせ安いぎりぎりまでの品物を使っているのだろうが、背面ユニット全部なんて言わないでその部品だけを交換すればすぐにも何分の一以下に落とせるはず。こう言った工夫をすればこのチェアの修理費なんてあっという間に半分以下に落とせるはず。

田舎中小企業のＳ社にやれと言っても難しいところがあるかもしれないが、ホームセンターを自称するＯ社には出来ない事ではない。カバー地域がうまくゆかない場合は自社の他の製品と抱き合わせてこれらのサービスを立ち上げることを工夫するなぞ、いとも簡単にできるはず。これぞマーケット攻略の指導力ではないだろうか。
保険の導入でわずかな掛け金で５年、１０年保証をしている店も多い。
それを「Ｓ社のクレームの問題と思っていました」他人事も良いところ。こんな感覚を続けていればＳ社もＯ社も共にそんなに長くは持たないだろう。予言しておく。

今回の事例と外れるがいつも感じるのが自動車の修理市場の価格の高さ。だから参入する業者も十分あり、潤っているのだろうが消費者、そして保険業者はたまらない。私はこれら諸悪の根源は車の設計にあると思う。車に限らず、修理しながら長く使うためには設計の段階から安く簡単にできる修理を根底に入れた考えを持つことが必要と思う。ぜひ検討いただきたい。