9月21日に常磐津東蔵先生のお稽古場ゆかた会がありました。
私は梅川の浄瑠璃・と子宝三番叟&角兵衛の三味線を勤めました。
小唄と勝手が違い長いので、足は痺れるし三味線の暗譜は難しいし・・・ 悪戦苦闘が続いています。
9月27日は、三越劇場で小唄「四葉会」に出演。 「新庄しぐれ」と「初つばめ」を唄いました。 民謡の新庄節があんこに入っていますが、これが難しい。 こちらも四苦八苦。
ところで、夏以降、学生時代の友人から同じような文面のお知らせが届きました。 ひとりは児童劇の劇団員。 役者も舞台監督も裏方も、なんでもこなす彼ですが、 「役者として舞台に立つのはそろそろお仕舞いかも。」
と、
そして昨日も一件。 二十代の頃はダンサーを、そして今はダンス指導をしている彼女。 「ゲスト出演で久しぶりに大きい舞台で踊ります。 いつまで現役で踊れるかわからないけど。」
と。
一番最初にお仕事としての現役を退くのは、 私の感覚では御相撲さん。 野球選手など、プロスポーツ選手も早いですね。 あ、AKB48のお嬢さんたちも引退はやいけど、引退後が芸能人としても勝負だものね。
古典芸能や邦楽の世界は現役の時間が長いです。 小唄界でも、80代のお師匠さん方がお弟子さんを引き連れて演奏会に出演なさいますし、御着物をすてきに着こなしておしゃれをなさっています。 時々人前に出て演奏する緊張感や、身だしなみに気を遣う事は、 若さを保つ秘訣かもしれませんね。 見習いたいものです。
のんびり者の私ですから、 芸の上では、これから もう少し伸びて行きたいと思っています。
※写真:四葉会 幕開き「クローバー」演奏舞台
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