今年の
夏は、
湘南ひらつかビーチパークの
東端になにやら
妙な建物が出没しています。
砂浜に突き刺さった無数の
棒に支えられた
巨大な斜面の構造物です。これは、
東海大学の学生が中心になって平塚市と街づくりを進めるプロジェクトで造られた物で、
タウンニュースや
湘南ホームジャーナルで紹介されていました。
建物が好きな私は興味を引かれ、
先週末、買い物ついでに寄ってみました。
まずは
屋上です。階段は
段差が低く抑えられていて、子供やお年寄りでも
登り易いものになっています。
この階段を上り詰めた
デッキには椅子が置いてあり、これに腰掛けて眺める
平塚の
海は、30年以上親しんだ景色とは違って、
リゾート地にでも居る様な錯覚を覚えました。そして、
傾斜した屋根を駆け上がって吹き抜けていく
海風が、
暑さを吹き飛ばし
涼を運んで来てくれます。
室内に入って見ると、外の
暑さからは想像がつかないくらい
涼しいのです。これは、
屋根があって
日陰が作られることと、
風が抜けるように
柱だけで作ってあるからだそうです。これは、
日本家屋の
ひさしと
沖縄の
柱で出来た家屋に通じているようです。
実は、学生さんの作った
海の家だから大した事はないだろうと思っていたのですが、これがどうして
砂地にしっかりと建っているではありませんか。なんでも、砂地を
60cmも掘って
コンパネを置き、それに
柱を固定した上に、
砂を埋め戻してあるのだそうです。これは、最近のコンクリートでがっちり
固める工法とは違い、昔ながらの力を
逃がす工法に近いように思いました。
私が行った時は、
防火塗料を塗り終えたばかりの屋根が
銀灰色に光っていましたが、この建物、まだまだ
進化途上なのだそうで、今後どんな風に
変化していくのか楽しみです。
こちらのページにビーチハウスの着工から現在までが書かれていますので、学生さん達の
悪戦苦闘の様子をご覧下さい。そして、是非、現地に足を運んで、
平塚の
海の
新しい眺めと風を体感してみてください。
こんなプロジェクトが今後も次々と行われて、
未来の建築家が育って行ったら
素晴らしいのではないかと思うのでした。
<写真はビーチハウスにて>
上:デッキから
茅ヶ崎方面の眺め
大磯方面の眺めも抜群です。
中上:デッキへと続く段差の少ない
登り易い階段
中下:風の抜ける
涼しい室内
下:夕陽に
輝くビーチハウス全景