大磯町郷土資料館ノート Oiso Municipal Museum

 
CATEGORY:大磯の年中行事

2014/07/15 14:38:52|大磯の年中行事
御船祭に向けて・・・
本年の御船祭は7月20日(日)です。
今年は、美しく飾られた船形の山車が曳かれる2年に1度の年にあたります。
 
館内では、船山車が保存会の方々によりあっという間に解体されました。
 
お祭り当日は、船形の山車の上で木遣歌が唄われます。歴史と伝統が受け継がれるお祭りを是非ご覧ください。






2014/01/26 11:16:02|大磯の年中行事
身代り地蔵の縁日

国府本郷地区中丸にある身代わり地蔵の縁日は、1月24日、8月24日、10月24日です。

今回は1月24日の縁日を拝見させていただきました。
身代り地蔵は行基作の石仏とされていて、肩から腰にかけて斜めに切り傷のような割れ目があります。
かつて源頼朝暗殺の首謀者と疑われた悪太郎が討たれる時に、身代りになったという伝説が残っており、身に降りかかる災難を代わりに受けてくれる地蔵としと信じられています。大戦中には、出兵前や兵士の縁者が参拝し多くの人が訪れました。40年ほど前までは、露天が立ち並び大変にぎやかであったそうです。
現在でも縁日には、朝から多くの方が訪れます。近所の方だけではなく、平塚、二宮、小田原からも参拝に来られていました。観光客やポスターを見てこられた方もおり、以前のにぎやかさには及ばずとも大変盛況であったと思います。露天商はいなくなりましたが、地域の有志の方がココアやポップコーン、石焼き芋を無料で配り、縁日を盛り立てています。
参拝客の中には、線香の煙を悪いところに浴びると良くなるといって、本堂前の香炉では頭や肩などに煙を浴びせていく方がおられました。
夕方には、地域の子どもや参拝者の方々による歌の会もあり、その後法話という流れでした。新しい企画を行いながら、伝統を守っていこうとする西長院や有志の方々の頑張りがうかがえました。

次の縁日は、8月24日(日)です。カキ氷などを無料配布するそうです。大磯町の民俗に触れる貴重な機会です。興味のある方は是非ご参加ください。






2013/08/16 9:03:28|大磯の年中行事
西小磯の七夕行事
西小磯の七夕行事は、1月遅れの8月に行われる七夕です。
七夕と言っても、一般的にイメージされる星祭としての性格はほとんど見られません。
それよりも、盆を迎える前に集落内を清める、盆の入りの行事としての性格が強く表れています。また、龍のような形のミコシを海に流すことから、雨乞いとも考えられています。

本サイトでも何度もご紹介していますので、詳細はそちらをご覧ください。

さて、この七夕が行なわれる西小磯とはどこかと言うと、実は大磯町郷土資料館がある所なんです。大磯町のほぼ中央にある城山公園から東、伊藤博文で有名な滄浪閣辺りまでの地域です。
西小磯の七夕と言っていますが、西小磯には西小磯東地区と西小磯西地区とに分かれていて、それぞれ別々に七夕行事を行っているのです。
東と西でまったく同じ行事内容かと言うと、実は若干違いがあります。
例えば、東は竹飾りを振り地面に叩きつけるオハライを2回行います。
西はこのオハライ(西では「道祖神廻り」)を1度しかやりません。ですが、西では、七夕踊りを行います。七夕踊りは、地区内の家々を廻り、盆踊りの縮小版の様な踊りをします。
それ以外にも、切通しの身代わり地蔵(西では「身代わり不動」)に竹ミコシを担いで行くのは、西のみ(東もかつては行っていた)です。竹の飾りつけなど、まだまだ細かな違いは多くあります。

もともと東西で違いがあった部分もありますが、時代と共に行事内容が変化していることは間違いありません。
特に近ごろでは、祭を行う子供が減ってしまって規模を縮小せざるを得ない部分があるようです。


本年は、西小磯西地区は8月3日、4日、東地区は同月6日、7日に行われました。
保存会、西小磯西子ども会、取材に来られた方々、なにより参加した子供達の皆様お疲れ様でした。お忙しい中、取材に協力いただきました。この場を借りて御礼申し上げます。有難うございました。

写真、西の竹飾りと東の竹飾り
    西小磯西七夕踊り







2013/08/16 9:03:09|大磯の年中行事
身代わり地蔵の縁日
中丸地区にある西長院の地蔵尊には、斜めに斬られた様になっています。
これには、いくつか説話があり、どれも切られた身代わりに地蔵尊に傷が入ったと言うお話です。
古い話だと、源頼朝を切りつけた犯人と間違われた悪太郎義景が打ち取られそうになった際に、この地蔵を信仰していた為、地蔵が身代わりになってくれて助かったと言われています。
身代わり地蔵としての信仰だけでなく、前年に亡くなった人に似た人に会えると言う信仰もあります。かつては、1月、8月、10月(毎月とも言われています)の24日に近在の年寄りがお籠りをして念仏を唱えましたが、現在では読経と法話を行っているとのことです。
 
8月24日の縁日には、午前10時から身代わり地蔵の特別公開をしています。
また、午後19時から読経と法話があるそうです。
 
大磯の民俗に触れる数少ない機会ですので、興味のある方は参加されてみてはいかがでしょうか。







2013/03/17 8:31:25|大磯の年中行事
白岩神社の流鏑馬

白岩神社の祭礼が3月10日日曜日に行われました。
この祭礼は、大磯町により大磯町指定民俗資料に指定されています。

この祭礼では、流鏑馬が行われます。
名称は流鏑馬ですが、馬は登場しません。白岩神社で行われるのは、一般的に歩射と呼ばれるものです。もともと馬を使った流鏑馬が行われていたとも言われていますが、昔から歩射であったのではないかとも言われています。

祭礼の詳細は、2008年と2009年のブログをご覧ください。
http://scn-net.easymyweb.jp/member/oisomuseum/default.asp?c_id=73763
http://scn-net.easymyweb.jp/member/oisomuseum/default.asp?c_id=97874

写真①は、社人が境内に入ってくる様子
②は、巫女による浦安の舞
③は、流鏑馬(歩射)
④は、崩される的です。
流鏑馬で射られた的は御守になるとして、崩され参拝者に配られます。







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