にほんご勉強会

日本語を勉強している人が集まって、分からないことを一緒に考えようと思っています。
 
CATEGORY:管理人のつぶやき

2016/08/22 15:16:10|管理人のつぶやき
「~に目がない」はどこまで言えるか
非母語話者が「私の友達はオリンピックに目がないから、今毎日テレビを見ています」と言った。う~ん、言えないこともないけどちょっと違和感があるなと思った。

「食べ物に目がない」は一番よく使われている。
「具体的な植物、生物、静物に目がない」もよく聞く。
「(趣味の)○○に目がない」はどうだろう。聞いたことがある気がする。
「SMAPに目がない」とは言わない気がする。
「オリンピックに目がない」は「趣味のもの」と「スマップ」の
間くらいの位置かな。

「目がない」と言ったときは、その対象物が特定の一つではなく「好きで、物理的な関わりが持てる場合で集合体である」ものと言えるのではないか。

「オリンピック」は特定の一つではなく、何回も行われている。見たり聞いたりすると言う関わりを持つことができる。日本人が「オリンピックに目がなくてさぁ」とか言うと、ちょっと冗談ぽいいい回しになるが、非母語話者が言うと適切な表現とは受け止められない。

もう少し文例を集めたい。


 






2014/04/08 22:10:00|管理人のつぶやき
ご宗派様

仏具屋の店長さんに、「ご宗派様は?」と言われた。
病院の「患者様」には慣れたけど…



(20130727)







2012/04/24 20:42:47|管理人のつぶやき
やんちゃ
最近「やんちゃ」の新しい使い方ができたと思っていたら、もともとの意味に注釈がついていたのでビックリ。

「この『やんちゃ』は、おてんばといった意味だ。」朝日新聞4月9日夕刊「人脈記」

この時点で本来の意味(わんぱく、いたずら、乱暴、だだをこねるなどの子供の様)と最近の使われ方(いわゆる不良や暴走族の類の遊びや行為)がほぼ同じくらいになってきたということか。ただの流行語で終わるのか、定着するのか興味がある。

関西では結構前から使われていたようで、テレビの関西芸人から広まったのかもしれない。






2011/12/06 22:08:40|管理人のつぶやき
「終わった」
架け橋教室での生徒の会話

「試験、社会は終わった!」

試験が終わったのではなく、結果が
全然ダメのことを「終わった~」と言っていた。
なるほど。






2011/10/10 22:29:28|管理人のつぶやき
パシる
架け橋の生徒(中学生)とファミレスに行った。生徒の一人にドリンクバーの飲み物を持ってきて欲しいと頼んだら、別の生徒に「先生、〇恵パシったでしょ」と言われた。

「パシリ」を動詞化して「パシる」と言うらしい。

『現存する語を再利用することを造語と言い、「合成」「混交」「借用」「縮約」「文字による方法」「逆成」の6種がある。このうち「合成」による造語が種類も多く、構造も複雑である。なお「逆成」は現代日本語では見られない。』というのが定説のようだが… 

作っちゃったんですね。

「パシリ」→「パシる」は
造語法のパターンから見ると、「逆成」になる。
逆成は、派生したように見える形(パシリ)から、より基本的と思われる形(パシる)を生み出してしまう現象で、例えば、「もくろみ」から「もくろむ」を作るなどと同じ。
人にやらせるからもちろん他動詞ということでしょうね。






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