フランス厨房 ル パスポート

大自然から食材を採取し、全て無添加自家製に徹した料理を作るために、日々奮闘する私の姿です 魚市場や山での出来事を中心に、野趣豊かなフレンチの創作日記です
 
CATEGORY:無添加自家製・無農薬野菜

ブラックベリー
我が家の小さなハーブ園の片隅にブラックベリーが植わっている。
今晩生が色ずき始めた。

早生の品種の熟成時期は曇天と気まぐれに降る土砂降りの雨の影響で、殆どがカビにやられてしまった。

幸いにも知り合いの方からの援助があり、確保は出来たのだがとにかく例年とは違う陽気に植物も戸惑っている状態が続いている。

今朝は藤沢市の養鶏場に美味しい鶏卵を受け取りに出かけたが、途中走る土手の雑草も例年とは生え方が違うように感じられる。

明日は定休日!早朝3時に起床し小田原魚市場に向かう予定・・・

午後は丹沢山の裾野に入り、野草のハコベを採取しなくてはならない。
この所の異常気象で無農薬野菜が育たないからだ。

通常の栽培でも夏は葉物野菜の栽培が難しい。
まして無農薬となると更に難しく、メニュー構成に支障をきたしてしまう。

そこで山の山菜や野草が活躍するのだが、先週の状況ではこれも難しい。
曇天は多かったのだが、雨が以外と少なく、降れば土砂降り!と言う気候が影響したのだと思うのだが・・・・

明日は雨が降ってもヤリが降っても山に出かけなくてはならない・・・
全作業が終わるのは夜の8時を回るだろう。
その時点でまだ元気があれば山北の山中まで水汲みに出かなくてはならないが、これも考えようでは楽しい道中だ。

一日は長いが営業は休み!肉体的な疲労はあっても精神的な疲労は少ない・・・・
ホッとする一日となる・・・

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サクラの葉
私は野生の物を料理に取り入れて行く。
例えば桜だが、これは結構重宝な木で、花はデザートに散らし,実を結べば熟すのを待ち採取、リキュールを仕込む。

今の時期の柔らかい葉は塩漬けにして香りを出し、料理にその香りを移す。
今丁度新しい葉が大きく開き、採取の時期を迎えた。
桜はバラ科の落葉樹で葉に塩を加えると、クマリンという成分が生成される。
いわゆる桜餅の香りだ。

これを今の時期仕込んで一年中使える重宝な物だ。

ただ何処の物でも良いというわけでは無い。
口に入る物、なるべく幹線道路から離れた空気の綺麗な場所から採取したいし、固くなった葉では勿論美味くない。
葉が開き、成長が止まる間際の柔らかい物だけが使える。

それを求めてあちこちと放浪?するのも又楽しいのだが・・・続く・・・

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