二宮町は、神奈川県の西部、その相模湾に面した湘南地区にあります。 人口は、2万7千人ほどの小さな田舎町です。 昔から≪長寿の里≫とも言われており、町民は温暖な気候の中で、のんびりと暮らしています。それは立地がいいためで、大山と丹沢山塊を背にして寒い北風を遮り、南からの温暖な海風を浴びているからです。
また、二宮町は、JR東海道線で東京から1時間20分と、都心からも近くて通勤圏の範囲内です。 しかも、朝は小田原や国府津からの始発電車があり、通勤するサラリーマンは座席に座れるのです。 ≪注≫ 私のFBには台湾やインドネシアなど海外、特に東南アジアの友達が多くて、その方々のために、ちょっと詳しく書いています。
≪写真の説明≫ 二宮町の地形の特徴は、相模湾に面していますが、実は海岸よりも標高で32メートルも急に高くなる海岸段丘の上にあります。 そして、東京方面から、箱根や熱海の行楽地に行く途中にあります。 しかも国道1号線や湘南バイパスの幹線道路が通っており、さらには東名高速や小田原―厚木間のバイパスや、246号にも接続できます。=地図を検索
≪写真・左≫ これは、海から10メートル高い湘南バイパスを、さらに10メートル高い崖の上から東の方向を写したものです。 この道路の下には、きれいな砂浜のビーチがあり、波打ち際があります。 私が子供の頃には、地引網でシラス漁を行っていて、夏休みには早起きをして手伝ったものです。
≪写真・中≫ これは、正面の南を写したものです。 かなり見ずらいのですが、正面の中央には、薄く伊豆の大島が写っています。
≪写真・右≫ これは夕方、町の東から、西に見える箱根の連山を写したものです。 この青い山々の陰に、かの有名な熱海や湯河原の温泉街があって、都会の人たちの憩いの場となっています。
また余談ですが、≪二宮町≫の由来は、次の説明でお判りでしょう。 今から1300年も昔の奈良時代から、朝廷は各地方の国を統治するために、各地に≪国府≫という役所を置いていました。 我が≪相模の国≫も、現在の大磯町・国府にありました。 そして、奈良の都から各地に国府が派遣されると、地元の神社を巡って、地域住民の安寧と平和を祈願しました。 一之宮・寒川神社 (茅ヶ崎市) 二之宮・川勾神社 (二宮町) 三之宮・比々多神社 (伊勢原市) 四之宮・前鳥神社 (平塚市) 一国一社・八幡宮 (平塚市) 総社・六所神社 (大磯) このように、奈良時代の大昔から、各地に神社が置かれており、現代になっても、この6カ所の神社が一堂に会するお祭りが、毎年行われています。
どうですか。このように自分の町の歴史を知るのも面白いし、誇りにも思いますよね。 おしまい
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