被災地のみなさんは、今とてもがんばっています。 笑顔も徐々に戻ってきました。
その事自体は、とても素晴らしいと心から思っています。
でも、あえて書かせてください。
復興に向けてがむしゃらにがんばり、周りの人に心配かけまいと、涙をこらえてたくさん無理しすぎている人、おおぜいいると思います。
「喪の仕事」という言葉があります。
正しい意味は、みなさまに調べていただくとして、これがうまくいかないと精神的・肉体的にあとから大きなダメージが起こります。
大切な方を震災で亡くされた方々。 どうぞ感情を表に出すようにしてください。
泣いて、泣いて、叫んで、わめいて。 怒って、そしていつか、自然に笑って。
感情を自分の中にしまいこんでしまわないでください。 茫然自失なら、それでもいいんです。
貴方がたは、この未曾有の震災の中、生きていてくれただけで、それだけで被災地以外の私たちを十分励ましてくれていると思うのです。
悲しみに倒れてしまっても、必ず誰かが手を差し伸べてくれます。
どうか、「がんばりすぎないで」 でも、どんなに辛くとも「生きて」ください。
私がこんな事を書くのは、とてもおこがましいと思っています。 でも、こんな時だからこそ、私の経験がほんの少しでもお役にたつかもしれないと思い、書きました。 |