日本海を進むと思っていた台風が、 こちらにやって来る。
徐々に風も強まり窓も開けられず、 校舎内は相変わらずムシムシ。
午後になると足柄上に警報が。 御殿場線止まって山北から来ている生徒に影響が。 山北から来ている部員もいるぞ。
授業が終わる頃には全県に警報。 「原則部活禁止。即座に下校」の指示が出る。 が、「特別な理由がある場合は17時を目処に。」と、 我が部に対して暗に配慮をしてくれた。
昨日の講師先生の合奏を基に、 部員も練習計画を立てていたのに。 練習しっかりできるのも後2日というのに。
こればかりは仕方ない。 現に土砂災害も起きているし。
部員各自家庭と連絡を取って、 短い時間だけど精一杯練習。
17時に練習を終えて外に出ると、 皮肉にも雨風は治まり、 西の空は明るくなっている。
自分は先日逝ってしまった彼女の通夜に向かう。
早めに着いて彼女の顔を。
棺の中の穏やかな寝顔。 優しく明るい彼女そのもの。
涙が止まらなかった。
今日は天も泣いてくれた。 そして彼女のために泣くのを止めた。 学校の、部活の、 多くの仲間が集まった。 彼女の人柄の現れ。 彼女は最後に懐かしい仲間に会わせてくれた。
|