いつもウンテさんを一緒に応援しているURARAさんから、笑う男の観劇レポートを送っていただきました。ご本人のご了承をいただいきましたので、コメント欄ではなく、記事としてアップさせていただきます。
少しネタバレを含みますので、ネタバレがお嫌いの方はここからはご遠慮ください。
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『ジヨンさん、お久しぶりです。
今月(7月)、2年5ヵ月ぶりに、ウンテさんが出演されている「笑う男」
を見に、ソウルへ行って来ました。
ミュージカル·ナンバーが好きで、ウンテさんのグウィンプレンを何としても見たくて、渡韓解禁をニュースで知るや否や、すぐに決断しました。
以前と違っていたのは、会場に自動発券機が設置されていました。その発券機では予約番号と登録済電話番号下四桁で引き取るシステムのようです。(私はカウンターで受け取ったので、globalで予約したものが同じ仕様かは未確認ではあるのですが・・・)
ホールに入り着席すると、上演開始前に観覧の際の注意を促すウンテさんの優しい声が流れてきました。
その瞬間、もうそれだけで胸がいっぱいでした。
いよいよ「オープニング」で、グウィンプレンの子供の頃のエピソードが展開していき、デアやウルシュスとの出会いや、家族となったいきさつが語られます。
そして、カーニバルの興行舞台「笑う男」にウンテさん登場!相変わらずオーラのある眩しい姿に、最初から魅了されました。
舞台で演じているという設定なので、おどけた表情やコミカルな仕草が満載でした。ところ狭しとアチコチ動き回るので、目がついていきません。
それにデアとのダンスシーンもあり、軽やかにステップを踏んでいるウンテさんに、拍手! デアと接する時は、この上なく優しい表情になり、歌もソフトな声で情感が溢れていました。
それから、ジョシアナ公爵に呼ばれて二人きりになった時はおどおどして、彼女に迫られるとどう対応したらいいのか困り果てます。そんな場面を、ウンテさんはこれまでの多くの経験を生かして絶妙に演じ、観客席から笑いが起こります。私も思わずクスッと。
その後グウィンプレンが去って、一人取り残されたジョシアナ公爵は、込み上げる怒りの気持ちをぶつけるように歌い上げます。
大好きな曲「CAN IT BE」をウンテさんが歌い出すと、すぐに引き込まれて、美しい高音そして抜群の歌唱力に、全身が耳になり聴き入ってしまいます。
「涙は川の水に」(涙は流して)のシーンも大好きで、デアを励ます一座の女性達が川の水を足で蹴り上げながら、スカートをつまんでダンスをするのですが、席でこっそりステップを踏んでしまう程、とても楽しげでスーッとした気分になります。
地位の高いグランチャーリー家の正統な後継者であることが分かったグウィンプレンは、両親が生前過ごしていた家の主となり、閣下と呼ばれます。召し使い達に全てをしてもらう立場ですが、不慣れなことばかりで…という様子を、ウンテさんは面白い所作で表現するので、またクスリ(笑)。
大きなベッドの上でトランポリンの選手のように飛び跳ね、その後はきらびやかな貴族スタイルに変身し、本当に美しくて見とれてしまいます。美男ウンテさん健在!
波瀾万丈な人生を歩んできたグウィンプレンは、貴族に支配されている世の中を、貧しい人々にも救いの手を差しのべられるよう変えたいし、変えられるのでは?と希望を抱いて上院議会の場で正当な話をするのですが、全く通じません。そこで歌われる「その目を開け」は本当に好きで、この作品で重要な場面です。ウンテさんが切実な表情でたたみかけるように訴えます。その豊かな表現力と高音が響き渡ります。
しかし、アン女王に意見を一蹴され存在を否定されたようなグウィンプレンは、絶望的になりその思いを吐露し、かつらも衣装も地位も財産も全てかなぐり捨てて、以前の下層階級の笑う男に戻ります。
ウンテさんの「笑う男」は、自分の全てを注ぎ込んで、最高の歌声を届けてくれるナンバーです。
全体を通して、グウィンプレンにふっとキンキブーツのローラやフランケンシュタインのアンリや化物、そしてジキルとハイドの姿が垣間見えるのは、私だけでしょうか?
久しぶりに見た舞台は、本当に見応えがあり、大きな感動と歓びを実感し、最高に幸せでした。
皆さんにもぜひ見て頂きたい作品です。
最後に、これから渡韓される方の参考になればと思い、私が経験した様々な事をお伝え致します。
(※URARAさんに査証申請方法についても書いていただいたのですが、現在の申請方法が変更となっているのでここでは割愛させていただきます。by ジヨン)
ビザ発給後の流れとしては、
☆申請の際に渡される2枚の案内資料を見て、PCR検査の予約など必要事項に従って準備する。
PCR検査は、全国展開している木下グレープ検査センターが空港にあるので、便利です。
ただし、結果はスマホに届くので、コンビニアプリなどを使いプリントする必要があります。
この陰性結果証明書は出国手続きまで受け取ればOKです。
韓国入国後、空港からソウルに向かう場合、以前はリムジンバスがありましたが今は無いそうで、仁川空港からなら空港鉄道を利用するのが良いと思います。
金浦空港からなら、地下鉄利用で大丈夫です。
ソウルに着いてから3日以内(7/25からは1日以内)に、そして帰国の3日前以内に、PCR検査を受けなければなりませんが、私は鍾路延世耳鼻咽喉科内科医院で受けました。(予約不要)
光化門駅2番出口から近くのソウル市鍾路区 ホスビルディング4階にあります。
英語や日本語を話せるスタッフの方が日によってはいらっしゃるようです。
帰国の際にPCR検査の英語表記の陰性証明書が必要なので、パスポートを必ずご持参下さい。
通常の検査料は¥80,400,ウォンで、結果はスマホに届きますが、gmailに送られるので、アドレスもお忘れ無く。念のため領収証をもらっておくといいと思います。
結果を用紙で受け取る場合は¥100,400ウォンで、翌日午前9:00から医院で受け取れます。(2022/7月上旬時点)
大統領が変わって、フリーWi-Fiをなるべく広く使えるようにとの方針で、バス停の辺りは簡単に繋がるそうです。
私が帰国する時は、多くの外国人を見掛けるようになり、利用する航空会社に荷物を預けたりする手続きには、いつもより時間が掛かっていました。とにかく余裕もって行動することをお勧めします。
では、この辺で失礼します。
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URARAさん、レポートをありがとうございました。
私は笑う男は一度も見た事が無いのでストーリーも知らなかったのですが、URARAさんのおかげで、イメージが沸きました!!
PCR検査タイミング時期はコネストさんが自動計算機として記事UPしてくださっていますので、各自確認してください。
コネストPCR検査自動計算機→こちら
滞在期間が短い場合、入国時と出国時の検査が共通1回で済むこともありますので、こちらでチェックされてみると良いと思います。
いずれにしても病院休診日にも注意してくださいね。
現在はコロナ禍の為、退勤道の挨拶も行っていないことは皆さんもご存じのことと思いますが、会場カウンターでのお手紙やプレゼントの預かりもしていないそうです。今はまだ仕方ないですね。
笑う男、その後はエリザベート、観たい作品が続きますが、まだまだ行けない方がほとんどだと思いますので、ぜひ、皆さんからEMKさんに配信のリクエストを送ってみてください。今からだと簡単にはウィーンからの許諾下りないかもですが、声が多ければエリザの検討くらいは・・・などと思っています。
URARAさん、改めてお礼を申し上げます。お忙しい中、ありがとうございました!