7月2日、「エコタウンの町」づくりを進める小坂町のバイオマス構想の議員視察に同行しました。
先に帰省していた私は新幹線二戸駅(写真上)で二宮町議Hさん、大磯町議Sさんを出迎え(10時28分着)、レンターカーを借り、(私は従姉の車を借り)小坂町に着いたのは12時少し前でした。
役場約束の13時までの1時間の間に軽い昼食を取り、小坂鉱山事務所を見学しました。康楽館は外から眺めました。
小坂町役場では町民課長と職員が対応してくれ、会議室で町の概略、全般的な説明(写真A)をしてくれました。
その後、道の駅「こさか七滝」(7月3日オープン)に隣接する桃豚加工直売所「まんまランド」(写真B)に行き菜の花の菜種油の抽出工場、
小坂クリーンセンター、鹿角行政組合の環境衛生センター(流動床式ガス化溶融炉)等を見学しました。 町民課長が役場の車で案内してくれました。
小坂町では鉱山技術を活かした、生ゴミの堆肥化や遊休農地等を活用した菜の花栽培に積極的に取り組み、「土に環るものは土にかえし、土に環らないものは再資源化する」資源循環型社会形成に向けたバイオマスタウンの構築を図っています。
小坂町は明治末期、百余年間鉱山の町として栄え、最盛期には2万余の人口を抱えた時もあったそうですが現在の人口は約6,900人です。
町の山々は植栽されたニセアカシアが群生し(鉱山から出る亜硫酸ガスにより、一時周辺の山々の木々が枯れその回復の為にニセアカシアが植えられた)その広大なアカシアでとれる峰蜜は町の特産物となっています。
生ごみのたい肥化については、分別収集された食品残さ(月平均約10.8t)を養豚団地のふん尿を再資源化する小坂クリーンセンターに搬入し、これに混入することでミネラル、バクテリア等を大量に含む完熟たい肥を製造している。
この有機質たい肥は、花壇や家庭菜園用のたい肥として町民希望者に無償で提供しており、好評を得ているそうです。(写真下)
鹿角行政組合の環境衛生センターでガス化溶融炉の運転、維持管理等を16頃まで聞いて二戸駅に戻り(急いで夕食を取り)19時7分の新幹線に乗り込み二宮駅に着いたのが23時30分でした。