平塚市、大磯町の一市一町によるごみ処理広域化計画で次期環境事業センターが平成22年度着工、25年度供用開始に向けて着々と進められていますが 平塚市議会はこの3月議会でその予算(債務負担行為)が議会議決される予定です。
それに先立ち「(仮称)次期環境事業センター整備・運営事業について
という事で環境厚生常任委員会が開かれました。出席は常任委員(議員)7名、傍聴議員6名(うち4人は途中退席)、傍聴市民8名。
委員会は次期環境事業センター整備・運営事業実施方針等に関する(つまり、ごみ処理広域化、新焼却炉建設に関する)意見、質問に対する回答(HPで公表しているそうです)の説明と議員との質疑でした。
以下、感想を(○○○)で列記します。議員質問内容は要旨です。
☆メーカーからの質問が481件で個人からの質問、意見は19件です。(いかに市民の関心をそらして来た事か、、よくわかります。)
☆焼却残渣について、、、全量を資源化し最終処分場には入れない。焼却施設から出るスラグ、メタルは有償譲渡し熔融スラグ化やセメント原料化による有効利用を検討し民間事業者の運営業務とする。需要が無い時はどうするのか?の質問があった、民間事業者がそいう事は無いようにする。スラグは安全かに(答え)メーカーで考えて貰う。H13年に使用開始した遠藤原の最終処分場はH28年までの予定(満杯)なので延命化を図る。(、、と聞いていてまるで事業者に丸投げに思えた。)
☆余熱利用、電力化について、、、白寿荘などに利用する。315t/280日で試算していて電力が足りないからゴミを集めるとかはしない。
☆ゴミ減量化について、、、平塚はH22年度まで5%減らす。○○年度迄35,6%(?)資源化する(良く聞こえなかったな。)その方法は広報ですると具体的な事は言わなかった。「減量化と資源化は違う。」とか「分別を進めれば目標を達成出来る数字だ。」とか「目標、数値をしっかり設けるべきだ。」などの質問があった。ある議員がゴミの減量、分別は平塚が基本だ。大磯、二宮には合わせて貰うと言ってました。(ですが、これはゴミの減量、分別は平塚が他市町村に比べもの凄く遅れているという実態が分かっていないと思いました。つまり勉強不足。)
☆二宮の広域復帰について(松本議員を除く)ほとんどの議員が繰り返し繰り返し何回も何回も「期日を決めてはっきりさせろ。」とか「返事を貰え。」「応分の負担をさせろ」と厳しい事を言っていた。平塚市の回答は省略しますが二宮町の立場は湘南新聞12月6日付のように「一度は脱退した身。復帰をお願いしている立場なので、『この施設がいい、この施設はだめ』などとは言えない。何でも受け入れますと平塚市と大磯町に伝えています。」(住民の感情とはちと違うと思いますが、、)です。さらに大磯町や二宮町は平塚市にとって大企業の孫請けやその下請けみたいなもので意見を聞いて貰えるような立場にない、対等では無いという事を平塚の議員さんはご存じないらしいです。)
☆その他の感想、、、今度の3月議会で予算を議決するというのに議会に中味が出て来ていない。こんなで議会承認出来るだろうか?たしか議員定数が30人だと思いますが出席議員(常任委員(議員)7名、傍聴議員6名)が少ないのは議員自身が関心が無いのか?平塚市にとって委託費と現在の炉の解体費などをあわせると約300億円にもなる超大型事業なのにそんなんでいいのか?質疑がマイクを使っていないから傍聴者には話が聞き取りずらかった。是非、改善を!!田口謙吉