太陽を食いつくそうか野分晴れ

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ynmatoi

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宅辺に二本の木蓮の樹有り、因って　「二木蓮」と称す。
自由と自然を愛し、悠然として詩境を楽しみ、意に介する事有らば時として食すら忘る。自由な未知の地への旅を好む。今は中国の歴史、文化、風土に興味あり。

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囲碁、漢詩、俳句、中国語、旅行、温泉、等等

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2014/09/11 23:56:18｜俳句中心

太陽を食いつくそうか野分晴れ

いまだかつて経験したことのない

観測史上初めてのこと

集中豪雨　土石流　竜巻　

日本列島の形状からすると

多くの八岐大蛇が

暴れまわっているようである。

八岐大蛇が

人間にとんでもない害を働いている

こうなれば大至急

素戔嗚尊を養成して

日本列島大和の国の津々浦々にまで

素戔嗚尊の影響力を及ぼさなければならない

津々浦々にまで最強の酒を醸造して

八岐大蛇に飲ませてね～

素戔嗚尊に退治させるのだ～

広島の中国山脈から流れ降りる

川々は何本もあるが

それらがみんな八岐大蛇に見えてきてならぬ

東京も同じ

北海道だって

八岐大蛇には強い酒を飲ませるだけでなく

治山治水を　ハイテクを駆使して

新しい治山治水をやらせなければならんのだ

これはもう女子力だけではならんでよ～

奇稲田姫（くしなだひめ）にも

助けられるだけじゃあなくて～

女子力を発揮してもらわんとな～

同じように　纏も　東京も　北海道も

全国津々浦々

八岐大蛇を退治せなば

そうして

八雲立つ出雲八重垣妻籠みに

八重垣作るその八重垣を

同様に日本全国津々浦々にまで

八重垣を作って

新しい形の治山治水を推し進め

新しい日本を創りましょう～

天高し宅急便がやってきた

長い葉っぱの雑草がチロチロゆれて

ニラの花のかたまりが

ひとつの宇宙をつくっている

むくげの花がちょっと高いところで

薄日を浴びている

露草の花はすこしだけ複雑なかたちで

青紫のいろがすき

薄日の輝度が

つよくなったりよわくなったり

小さい蟻　中っくらいの蟻　大きい蟻

みんな同種の蟻のようだ

走り回っている

薄日の輝度が強くなると

蟻の動きはスピードアップする

蜥蜴が現れて急いで藪に消えた

蚊も飛んできた

一瞬両手で叩いた

わが運動神経はまだ確かなようだ

蚊は目前のコンクリートの上に落ちた

眺めていたら

さっそく中っくらいの蟻がよってきて

蚊を運びはじめた

太陽を食いつくそうか野分晴れ

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