人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。人生まだまだこれからさあ!
 
2011/10/21 15:54:31|薀蓄(うんちく)
穭田(ひつじだ)に案山子が一人笑ってる





穭田(ひつじだ)に案山子が一人笑ってる




先日のブログのコメントは難解無比

故に日を改めて考えました。

まずはわかりやすいことから


ひつじ 穭 の意味

稲を刈り取った後、切り株から

再び萌え出でた稲。放っておくと

穂が出ることもある。しかし

多くは「しいな、秕」と言って、

実の無い籾(もみ)である。

穭(ひつじ)がさらに黄色味を

帯びた田は侘しげなながめになる。


穭 lu3 漢字を分解すると、

穭=禾(か)+魯(ろ)


禾(か)he2 とは

 名付け~いね、とし、のぎ、

     のぶ、ひいず、ひで、

 意味~①、あわ②、いね

    ③、禾本(かほん)科の植物、

      又は穀物の総称

 象形~穂の垂れたあわの形を描いたもの

    まるく垂れる穂の形。


魯(ろ)lu3 とは

 音読~おろか

 意味~①、おろか、

大雑把で間が抜けている、

    魯鈍、②、国名、孔子の生まれた国

 会意~魚,鈍い動物の代表+曰,言う

   →言行が魚のように大まか

    で間抜けである。


以上より推定すると 穭(ひつじ) とは

 禾本(かほん)科の植物、稲などの

 刈り取った跡に刈られたことも知らずに

 生えてくる

大雑把で間抜けの季節はずれな

 稲なんてことでしょうか~

ではなぜ ひつじ なのかと言うと

 名付け の ひいず がなまった

 のではないか と推定します。

 なおあまりに馬鹿にしたのでここでは

 褒め上げてひいずすなわち秀でる秀ず

 としたのではないかと

 秀いず→秀づ→ひつじ 
となった 

 目出度し!目出度し!


いやあ~ かなりながくなったけど

 わが迷探偵ぶりは如何だったかな?


目から鱗は落ちたかな~何もともと

目には鱗なんて無かったのだよ、

目に有るのは めやにだけだにゃ~



ついでに読み方教室

インターネットによる調査結果


已己巳己   ~いこみき

已已巳己   ~いえしき

已己巳巴㠯~ ~いきし はい~

東西南北   ~よもほろ

春夏秋冬   ~ひととせ

子子子子   ~すねこし


意味はすべて互いに似ていることをさす

ただし、そのていどは それぞれ

おおかれすくなかれ少しずつ違う!

完全に全部同じものもあるが、、、



何年も色変えぬ松蒼き空





リビアのカダフィ大佐が亡くなった

そうですね~   残念!

これで賞金稼ぎが出来なくなった!



目薬や手元の狂う黄落期




薀蓄(うんちく)とは

知識を深く積み貯えてあること。

また、その知識。 とあるが

何でもすぐ忘れてしまうので、

あとで取り出せるように、

カテゴリイーに入れておきます。

以後よろしく!



(後記)

たしかに穭のことを「ひつちばえ」とも

いうらしい。

ところで じ と ぢ の発音区別

昔の人は分かったらしいですね~

私は全然わからないけど

李老師なら発音できるかもね~


            謝!謝!



(追記)

ひこばえ という言葉もある

孫生(ひこばえ)の意

刈った草木の根株から出た芽。またばえ。

余蘖(よげつ)。春の季語です。














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名解説、お見事!
「ひつじ」の解説、目からウロコ、闇夜に提灯です(ちょっと言い方が違うかな?)
図書館にでも行って、白川静先生の「字通」でも開いて調べてみようかな。なんて思っていましたが、「二木蓮」子の解説で良く判りました。
ありがとうございました。
この「ひつじ」の言葉、古くは「ひつち」と読んでいたようで、古今和歌集に読人知らずで「刈れる田に おふるひつちの 穂にいでぬは 世を今さらに あきはてぬとか」と詠まれてありました。
なんか厭世の雰囲気が漂う歌ですが、昔の人はあのような刈り取った後の稲株1つにも、気持ちの移入が出来たのですね。「TPPだ」。「カダフィだ」。といったニュースを追いかけている自分は何かを見失っているのかな~。

武夷山の同行者  (2011/10/22 16:06:55) [コメント削除]

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