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2020/05/29 8:16:46|その他
上田秀一の独り言(188)>>>「一つの中国論」に異論あり!
「一つの中国論」なるものが国際的に認知されているようであるが、これは起こりうる多くの事象における一つの側面にすぎない。

共産党一党独裁の「中華人民共和国」がその政治スローガンとして、政治的対立を経て今まさに台湾に存在する正統性ある政治体制の「中華民国」の存在を認めないというイデオロギーすなわち、特殊な集団の一つの意見に他ならず、普遍的真理を示すものではない。

香港で実施されている「一国二制度」なるものは、「一つの中国論」が基本原則となっていることは自明である。

中国の領土でありながら長い間イギリスに支配されていた自由主義的香港という領土を回収する目的で、共産党が一党独裁する(外形的には指導すると言うように表現される)中国人民共和国という「原則的1階ブロック」の上に、同質の社会主義的経済社会体制という「原則的2階ブロック」と異質な自由主義的経済社会体制という「例外的2階ブロック」を積み上げたものが、「一国二制度」の実態である。

自由主義的経済社会体制という「例外的2階ブロック」が習近平により指導される独裁政治体制(民衆が選択した政権でなないという意味で北朝鮮と同じ体制)にプラスの影響を与えている間はその存在は是認されるであろう。中国での自由主義的市場経済社会は、計画経済運営にともなう非効率的な経済活動を活性化するための試行的実験であり、自由主義的経済社会体制という「例外的2階ブロック」が「原則的1階ブロック」を蝕むようになれば、躊躇なく自由主義的経済社会体制という「例外的2階ブロック」に攻撃の矛先を向けるということは習近平により指導される独裁政治体制にとってはごく普通のことであろう。

国家安全法制は、「一国二制度」という虚構(例えば、台湾の回収)に埋め込まれていた本音であり、「原則的1階ブロック」が「例外的2階ブロック」を追放するごく普通の出来事である。

一つの中国論を破棄し、二つの中国論にたてば、香港も台湾も自由で正義に満ちた政治経済社会が成り立ち得るのである。

いまや自由主義世界のリーダーは、「二つの中国論」を原則として行動を起こさなければならない。


上田秀一