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2019/08/12 13:43:00|その他
上田秀一の独り言(159)>>>韓国との付き合い方

今日の地球上における政治的勢力は, 人間の尊厳や人権や自由を尊重する個人主義的価値観を軸とする民主主義勢力(アメリカ,フランス,イギリス,日本等)と(B)民意を無視する独裁的権力や全体主義的価値観を軸とする非民主主義的勢力(ロシア,中国,北朝鮮等)が対峙していると解するのが通例であろう。

いずれの勢力も一枚岩ではなくその内外で利害対立は激しく生じるものであるが、民主主義勢力や非民主主義的勢力を問わず国際紛争については、恐らく国際法を基盤とした当事者による外交的交渉(あるいは妥協)を通じて行われると解される。

極東地域の安全保障に関する枠組みは,アメリカとそれぞれ安全保障条約を締結している日本及び韓国との協力関係の強化を通じて、中国やロシアあるいは北朝鮮の脅威と対峙し、米軍のプレゼンスを抑止力として極東の安全保障を確保するというものであろう。

我が国は、民主主義勢力の一員としてアメリカとの安全保障条約に基づく安全保障プログラムを構築しており、原則として外交的交渉を駆使して様々な利害対立の調整に努めている。同様に,韓国も民主主義勢力の一員としてアメリカとの安全保障条約に基づく安全保障プログラムを構築していると解される。このように,極東地域における安全保障において日米韓の協力が不可欠であろう。

しかし、ここに来てアメリカや韓国に大きな変化が生じつつあると同時に極東地区における従来の安全保障政策の枠組みに揺らぎが生じつつある。

@トランプ政権は、前任者が進めた様々な枠組みを破棄し、アメリカが主導してきた民主主義世界におけるリーダーたる役割を放棄し、セコイ自国第一主義に染まっている。中国との貿易取引をめぐる常軌を逸した紛争を引き起こし、また根拠なき楽観論にたちミサイルや核開発等をめぐる北朝鮮との関係改善に舵を切っており、さらにイランをめぐる対応でヨーロッパ主要国との軋轢を生んでいる。

Aムーン政権は、独立国間の公的な合意を守らず国際条約が国内法に優先するという国際法のイロハも理解せず、また朝鮮半島の統一カードを掲げ北朝鮮と過度に融和的になりつつある。しかし、統一の道筋は見えず,北朝鮮からも無視されており、いまや反日的機運を高めることで政権における求心力の維持に汲々としているのが現状であろう。

このような極東地域における安全保障環境の変化は、ムーン政権が北朝鮮との統一を強く望めば望むほど北朝鮮に対する寛容度はたかまり、北朝鮮の非核化が進展すればアメリカとしても統一に反対する大義はなくなろう。朝鮮戦争の終結や米朝の平和条約が実現したりすれば、北朝鮮が統一カードを掲げる韓国にアメリカとの安全保障条約の破棄や米韓軍事演習の終結をせまる場合にはトランプ政権がOKを出す可能性は皆無ではないであろう。まさに、日露平和条約を求める日本に日米安全保障条約の破棄を求めるロシアのようでもあり、非民主主義勢力の思う壺であろう。

朝鮮半島の統一がどのようなシナリオで実現するのかはイメージしにくいが、おそらくドイツのような形には収まらないような気がする。北朝鮮の民主化は望むべくもないが、ムーンさん!それでもキム王朝抜きの統一?

私見では、米国が朝鮮半島の統一に賛同し北朝鮮との平和条約が成立したりすれば、韓国の北朝鮮に対する接近は止めようもないであろう。とすれば、韓国と北朝鮮との利害は一致し、もはや韓国を民主主義勢力の一員として位置付けることには疑義が生じるといえよう。

日本の安全保障という立場からも従来の枠組みから離れ,保守的に韓国と北朝鮮をセットと考え、あたかもを統一朝鮮を非民主主義的勢力の一員としてみなして接しざるを得ないのではないかと解される

 

上田秀一