撮影は2月初旬である。
アイスランド、スカンジナビア半島からロシア極東の針葉樹林帯やツンドラ地帯で繁殖する。冬季は、ヨーロッパ中部から南部、アフリカ北部、小アジア、中央アジアに渡り越冬する。 日本では迷鳥として、北海道、千葉県、滋賀県、山口県、鹿児島県、沖縄県で記録されている。(ウィキペディアフリー百科事典)
記憶は定かではないが、2011年1月だったかと思う。県内で「ワキアカツグミ」を撮られた方がブログにアップされたと話題となり場所探しで騒がしくなった。その所為で、その記事はブログから消去されたと聞いた。それでも県北の公園と分かり、私もその場所に行ってみたが、見付けられなかった。既に抜けていたと思うが、周辺の牧場まで探し回ったが駄目だった。 その後、2013年1月に鹿児島県の枕崎に現れたという事で関東から行かれた方もいた。
今年1月末、鳥友から「ワキアカツグミ」の情報を頂いた。中部地方で少し遠いが中々遇えない未見の鳥なので何としても撮りたいという思いが湧いた。挑戦日は天気が良く、風のない日を選んで決めた。
当日、8時前に公園に到着した。既に沢山のカメラマンが大きな木を取り巻いていたので出没場所はすぐに分かった。行ってみると「ワキアカツグミ」の姿が見えない。なのにカメラマンは動かないままだったので聞いてみると、木の裏側に居る様で出るのを待っている状況だった。 私も輪の間に入れて貰い待つ事にした。それ程待つ間もなく、ちょこちょこと出てきた。鳥迄の距離は短いが逆光で良く撮れない。
「ワキアカツグミ」はその場所で黒い実を啄んで満足すると飛んで行く。すると大勢のカメラマンが後を追う。何か所かの木に止まったり、地面に降りては何かを啄んで水を飲んで元の木の下に戻る。良く観察していると大体同じ様な行動をしている。ただ、何時も同じコースではなく、とんでもない所に行く場合いもあるがちゃんと元の場所に戻ってくるので、ずっと同じ場所にカメラを三脚に据えたまま待っているカメラマンもいる。 私は色々撮りたいので、鳥と共に移動して撮影した。三脚を持って行かなかったので気軽に動ける。
何回か動きを見ていると、3度程水飲みに降りた場所があった。池の対岸で、私も後から追ったが着いた時には飛ばれ撮れなかった。この様子ならこの池で待っていれば撮れそうな気がした。皆さんが追って動いていくのを見ながら、池の脇の良さそうな岩場に陣取って待つ事にした。随分待ったが中々来ないので心配したが、私の姿をみて一緒に待つ人が来てくれたので話しながら気を紛らわせていると、飛んできました。 岩の上に止まったので、邪魔なものは無い。短時間ではあったが、身体の前後左右を見せてくれた。水浴びなのか、浅瀬の枯葉の中でも撮らせてくれた。ここで待っていて大正解だった。
その後も同じ岩に座り、次の登場を期待して待ったが、今度は中々来てくれず、寒くなってきたので諦めて終了とした。
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