春が駆け足で野山を駆け巡っている ついこの前梅が咲き、あっという間に桜が咲いて散ってしまった 気のせいか、今年は例年よりも春が、足早に通り過ぎているように感じられる 先日木曜日の山での事だが、八重桜の花の蕾を採取してきた まだ2日ほど早くも感じたが、そうそう山ばかり入っているわけにもいかず、決行し、採取してきたが、それで正解!今日の風では蕾が強風で吹き飛ばされているだろうから・・ その山は里山に隣接していて、鹿などの獲物も取れるし、山菜や野草なども豊富な所 で、昔お茶畑があったらしく、種が林に飛び自生している所だ その野生のお茶の木を確認して来たのだが、例年なら4月の終わりの頃、木の先端に小さな新芽が出、連休の終わりのころに成長し、摘み取りの最盛期を迎える それが早くも新芽が出ているのだ まだ小さい葉が二枚ほどだが、嫌に早い! あと一週間もすれば、摘み取りが可能かもしれないが、そうなると忙しくなる 一週間後位では、葉はまだ開ききってはいないので、摘み取り時間の割には収量が少ないが、その小さな葉で仕込んだ紅茶は、癖もなく品の良い紅茶になる そう、野生の茶葉は発酵させて紅茶になる 茶葉を摘み取り、新聞紙の上に一晩広げ水分を飛ばす 葉はシオレ、しんなりする それを板の上に少量乗せ、両の掌でこすり上げ、楊枝のようになるまで擦り合わせる 葉は繊維が壊され、透き通った青色になる それをビニール袋に入れ、30度以上に加温してやれば、後は勝手に発酵を始める 茶色くなったら乾燥させれば、見慣れた黒い茶葉になる その茶摘みの時期が来週なのか、もう少し後なのか気になる目、いや芽の動きだ・・・
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