議会報告
市議会議員 金 子 修 一
次世代へツケでなく豊かさ残せ
タウンニュースでの連載「議会報告」を通じ▽五輪事前キャンプの費用
対効果は▽駐車場有料化は必要か▽中学校完全給食実施へ▽市債は累計
1087億円▽可燃ごみ収集も民間委託を▽教育行政・学力向上へ議論
を▽見附台再開発の行方・地域活性へ生かせ▽8大型事業567億円・投
資効果を見極める、をテーマに市政課題と私の意見を述べて参りました。
市民の皆様からの反響、ご意見も多くいただきました。
東京五輪リトアニア事前キャンプは2018年度、担当職員8人を配置
して人件費が約7500万円。実行委員会への補助金や職員の渡航費を含
め、経費は1年間で1億円に上ると指摘しました。
駐車場有料化では、市役所と美術館、中央図書館、総合公園の駐車場が
民間委託されたものの、市が事業者から受け取る使用料が月額40万円足
らずとの疑問を呈しました。
中学校完全給食は市が実施する方針です。生徒の健全な成長や共働き世
帯の負担解消のため早期実施が望まれます。
可燃ごみ収集の経費は17年度、希職員134人の人件費約11億4千
万円や、配備車両65台のリース料・燃費約1億300万円を払っていま
す。私は議会でも民間委託を進めるべきと述べています。
新文化芸術ホールを含む見附台周辺開発は、中心市街地の活性化と文化
発展につなげ、市負担の約114億円(公共施設整備と20年間の管理運営
費)が適切な投資になるよう進めるべきです。
◇◆◇
連載で指摘して参りましたように、市の予算や事業を精査すると、民間
感覚ではおよそ理解しがたい問題が多々あります。
平塚市は現在、国の地方交付税に頼る「交付団体」で、市債残高は累計
1087億円、市民一人当たりに換算すると約42万円の借金を抱えま
す。
将来世代へのツケを解消しながら、豊かな地域社会に向けた根拠ある無
駄のない投資をするため、行政の監視役である議会の役割と責任はますま
す重くなるでしょう。
これからの時代に投資すべきは、教育・子育て・福祉であると考えま
す。市民サービスの向上で都市間競争で優位に立てば、人ロは定着し、地
域経済も活性化するはず。
湘南の恵まれた自然や文化、歴史と共に、豊かで誇りある地域を次世代
に継承すべく、民間目線で議論をしてまいります。
金 子 修 一
平塚市議会 議員(5期)
ひらつか市民ファーストの会 代表
第49代市議会議長
立野町・追分町内会 会長
市議会・平塚自民クラブ 団長
〒254-0046 平塚市立野町34-17
TEL.FAX 34-8300
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