おやじの趣味

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2019/08/22 6:06:06|おはなし
おはなし : 外伝『山崎。』  第5-4章 : 大団円
外伝 : 『山崎。』
第5-4章:大団円

山崎は、走行中は常に典子の手を握っていた。
典子も山崎が自分の手を握っている理由が分かっているのか、嫌な顔等はせず自分の頭を山崎の肩にもたれかけていた。
各務ヶ原ICまで、3km手前の地点で山崎が典子に向かって、
 『“てんこ”、コンビニに寄ってもいいかな?』
 『いいですよ貴方。どうしました煙草ですか?』
山崎は、首を左右に振ってから、一言。
 『“てんこ”、腹減らないか?』
 『よく、思い出したら、俺達朝ごはん食べてないんだよね。』
典子も典子で、
 『あっ、そうですね。私達まだ何も食べていないんですね。』
 『だろ、それに典子は1.5人分食べなければいけないんだよね。』
典子は、山崎の話している意味が分かって、
 『いやだ、貴方たら。』
そう、言ってから山崎の手の甲を軽く抓(つね)って見せた。
 『いてぇ!』
 『典子、痛いからやめておくれ。もうじきコンビニが有る筈だからそこに寄って“おにぎり”とかサンドイッチとか買って走りながら食べないか。』
 『はい。了解です。』
 
 『“てんこ”、お待たせ。』
 『着いたよ。』
 『はい。』
2人は、ソアラから降りて、コンビニに向かって行った。
コンビニではそれぞれ、おにぎり、サンドイッチそれに総菜パンと飲み物を購入してからソアラに戻った。
但し、山崎は出発する前にコンビニの喫煙所で煙草を吸っていた。
吸い終わった山崎は、深呼吸を1回して、タブレットを8粒口に投げ込んでから典子の待つソアラに向かった。
 『“てんこ”、お待たせ。』
 『ううん、貴方。』
 『貴方お願いが有るの、もうじき高速道路よね。』
 『うん。そうだけどなにか?』
 『安全運転でお願いしますね。』
山崎は、ニコリと典子に微笑んでから、ソアラを走らせ各務ヶ原ICに入ってからは、東名高速を目指して時速100q程度の速度走らせた。
連休の影響で下り車線は混んではいたが、上り車線は山崎が考えているよりも空いていた。
 『“てんこ”、考えていたより高速は空いているよ。』
 『この込み具合なら、上手く行けば2時前には新しい2人の家に到着できると思うよ。』
 『はい、了解です。貴方。安全運転でお願いします。』
山崎は、“典子”の言葉に頷いて見せた。
 『“てんこ”、お腹空いていたら先に買ったもの食べていいからね。俺に遠慮しなくていいからさ!』
 『はい、貴方。何気に私、食べていますから気にしないで運転に集中してくださいね。』
 『ほいよ、了解!』
山崎はソアラを走らせてから、約2時間で浜名湖SAに到着した。

 『“てんこ”、トイレ平気かい。』
 『お願いできます。』
 『はいよ、了解だよ。』
山崎は、ソアラを浜名湖SAの駐車場に停め、エンジンを止めてから助手席に廻って典子の手を握って下ろした。
 『貴方、ありがとう。そんなに気を使わなくても平気よ。』
 『いや、なにか有ったらいけないからさ。』
そう、言いながら山崎は頭を掻いていた。
そんな、山崎を見て典子は微笑んでいた。
2人は、トイレに向かって歩き出した。
当然、男の山崎は先に済ましてトイレから出てきて典子を待っていた。
典子は、山崎を見つけて、
 『貴方、お待たせ。』
そう、声を掛けながら山崎の腕に自分の腕を通していた。
その後、2人は直ぐ出発するわけでもなくお土産売り場を歩いていた。
 『“てんこ”、ちょっと一緒に考えてくれるかな?』
 『なにをですか?』
 『いやー、お店の皆にお土産を買って行こうとおもってね。』
その時、典子が山崎に向かって、
 『貴方。既に私が購入して今日のトラックで運ばれていますから気にしないでください。』
 『“てんこ”、ほんとかい。ありがとう皆が喜ぶよ気を使ってもらって申し訳ない、感謝するよ。』
 『ううん、貴方。そんなこと私に言わないで、貴方の妻として当然の事をしただけですから。』
そう告げると、典子は山崎の腕に通している自分の腕に力を入れた。

 『“てんこ”、出発前にソフトクリームを食べないか?』
 『ほんとですか、食べましょ貴方。私は、ソフトクリーム好きですから思いっきり賛成します。』
 『早く、行きましょ貴方。』
 『貴方、確認ですけど当然貴方の奢りですよね。』
山崎は苦笑いしながら、“うん”と頷いて見せた。

2人はソフトクリームを舐めながらソアラに向かって歩いた。
 『貴方、私は幸せよ。』
 『世界で一番愛している人に巡り合って今、こうして腕を組みながら大好きなソフトクリームを一緒に舐めていられるの、ほんと私は幸せ者よ。』
 『貴方、ありがとう大好きよ。貴方、最後まで一緒に居てくださいね。』
 『“てんこ”、礼を言うのは俺の方だよ。』
 『俺だけを待っていてくれてありがとう。』
 『安心してくれ、これからは、いつも一緒だよ。』
 『当然、最後まで一緒だからね。』
典子は、山崎の顔を見ながら、頷いて見せた。
駐車場でソアラに乗り込んだ山崎と典子は時間を確認してから自宅に向けてソアラを走らせた。
 『貴方、今、11時ね、後どの位時間が掛かりますか。』
 『そうだね、御殿場の混み具合が分からないけど、このままいけば3時間は掛からないと思うね。』
 『だから、引っ越し屋さんよりは余裕で早く自宅に到着できるね。』
典子は頷きながら、
 『ありがとう貴方。このまま安全運転で帰りましょうね。』
 『はいよ。了解だよ。』

時計は1時48分を表示していた。
山崎は、横で寝息をたてている典子の前髪に手を当てていた。
 『“てんこ”、起きて着いたよ。』
 『“てんこ”、我が家に着いたよ。』
典子は眠そうな目を開けながら山崎に向かって、
 『おはよ、貴方。』
典子は周囲を見渡してから、山崎に向かって、
 『・・・・ここは何処?』
典子は、寝ぼけているのかとぼけた顔をして聞いてきた。
そんな典子を見ながら山崎は笑ってしまった。
再度、山崎は典子に向かって、同じ言葉を繰り返していた。
 『“てんこ”、我が家に着いたよ。起きてください。』
 『はい。貴方。』
典子は、山崎の声に明確に返事を返して、
 『貴方、安全運転ご苦労様でした。』
 『お家に入って、荷物の到着を待ちましょう。』
山崎は、頷きながら典子に向かって、
 『“てんこ”、お腹空いていないかい?』
 『はい。私は大丈夫ですよ。』
 『そう言う、貴方は平気ですか?』
 『ありがとう。俺も平気だよ。』
 『それに、今日の夜は、吉田さんと、“ちえみ”ちゃん達とのご飯だから、それまでにお腹を空かせておかなきゃね。』
典子は、山崎の言葉に思わず笑ってしまった。
 『そうですね。お腹空かせておかなきゃね貴方。』
そう、言いながら典子は笑っていた。

時計は、2時28分を指していた。
 『ブー、ブー、ブー』
テーブルの上に置かれていた、典子のスマートフォンが入電で振動した。
山崎は、咄嗟に部屋の時計で時間を確認して、
 『典子、電話。多分、引っ越し業者さんじゃないか?』
 『は〜い、貴方、今、手が離せないので代わりに電話に出ていただけますか。』
 『はいよ。』
山崎は、典子に代わって電話に出た。
 『もしもし、川上です。』
 『どうも、ご苦労様です。』
 『引っ越し者の井原です。』
 『ご苦労様です。』
 『今、ご自宅の前に到着しましたので、ご連絡させていただきました。』
山崎は慌てて、道路に面した窓を開けて首を出して確認していた。
山崎の目に手を振る、引っ越し者の井原と思われる男が手を振っていた。

 『失礼します。』
 『ここの荷物移動させていただきます。』
彼ら、“引っ越し者”の若い社員は動線を確認しながらテキパキと荷物を移動させ、部屋の要所、要所の箇所に養生(ようじょう)を始めて行った。
養生(ようじょう)が一通り終わったらしく、彼らは典子の荷物搬入を始めた。
 『すいません奥さん。この荷物は何処に置きますか?』
典子は、手元の図面を見ながら、テキパキと彼らに指示を出していた。
そんな、典子に山崎が、
 『“てんこ”、その図面何時作ったんだい?』
 『あっ、これ。この前、泊めて貰った時に簡単に書いておいたのよ。貴方、知らなかった?』
 『うん。俺、全然知らなかったよ。』
 『ほんと、凄いな“てんこ”は。』

典子は地元に不要な物を廃棄してきたので、荷物の搬入は思ったよりも早く終わり、夕方の6時前には作業は終了した。
 『川上様、これでお荷物の搬入は終了しましたので、一緒に確認作業をお願いできますか。』
 『はい。了解しました。』
荷物搬入の終了後、引っ越し者の井原、山崎と典子の三人で確認作業を行い問題が無い事を確認して、引っ越しの終了書に認印を押印した。
そのまま、引っ越し者の井原が、
 『では、これで作業が終了しましたので我々は撤収いたします。この度はご利用ありがとうございました。』
そう、礼を言って典子と山崎に頭を下げてからトラックに向かった。
その、井原に向かって、典子が、
 『井原さん、これ、皆さんで飲んでください。』
そう、言いながら袋を渡していた。
 『川上さん、困ります。社のルールでいただく事が出来ないんですよ。』
 『じゃー、井原さん手伝っていただけますか?』
井原は不思議そうな顔を典子に見せながら、
 『なんでしょうか?』
 『これ、私達では飲めないので、引き取ってください。』
そう、井原に向かって話しかけながら、典子はにっこり微笑んでいた。
 『分かりました。では、これは弊社の3人で回収させていただきます。』
そう言ってから、袋を引き取ってトラックに乗り込んで名古屋へと帰って行った。
井原は、トラックが走り出すと、クラクションを典子と山崎に向かって1回、
 『ぷー』
と、鳴らして横浜ICに向かって走り出した。
典子と、山崎は引っ越し者のトラックを見送ってから、部屋には戻らず、晋二郎と“ちえみ”と約束している、第302に歩いて向かった。

2人は歩きながら、これからの事について話をしていた。
 『“てんこ”、今から、俺達は2人で生きていこうな。』
 『はい。でも貴方、もしかしたら3人で生きていくことになるかもしれませんね。』
山崎は、典子を見ながらニコニコ笑いながら、一言。
 『そうかも知れないな。』
 『不安かい?』
典子は、頭を左右に振りながら、
 『いいえ、貴方が居れば私は平気よ。』
 『ありがとう”てんこ”。』

それから、しばらくして2人は第302に到着した。
山崎は、晋二郎に夜の7時に第302でと連絡を入れていたので、既に晋二郎と“ちえみ”がお店で2人を待っていた。
そこに、引っ越しの終わった、山崎と典子がお店に入って来た。

 『ガラ・ガラ』
入口の扉が開く音で、“裕”ちゃんと大垣が、
 『いらっしゃいませ山崎様。』
と、店員全員で2人を迎え入れた。
店員の声を合図に来店していたお客さんが、2人を拍手で向かえた。
2人は、照れながらも、お客さんに礼を言いながら、晋二郎たちが座るオープンテラスの席に着いて、
 『吉田さん、困りますよ。』
と、笑いながら山崎が呟いた。
晋二郎は、顔の前で手を左右に振ってから、
 『やだな〜店長。』
 『俺達じゃないですよ。』
 『じゃー、誰ですか?』
 『店長、1人しかいないじゃないですか。』
そう、言うと晋二郎と“ちえみ”は笑って、或る人を指さした。
2人が指す方向には、“裕”ちゃんが居た。
4人の視線に気がついた、“裕”は、ペコリと頭を下げた。

 『お待ちどうさまです。』
の声で、4人は一瞬驚きながら、声の主の顔を見て、
 『大垣。どうした。』
 『典子さん、お引越しお疲れ様でした。この生と“第302スペシャル改”はここで働く仲間からのささやかな引っ越し祝いですからどうぞ飲んで、食べてください。』
大垣が生を各自の前に置いてから、“裕ちゃん”が“第302スペシャル改”をテーブルに置いて、
 『今日の“第302スペシャル改”は大垣さんが作ったので味は保証できませんけどね!』
“裕”ちゃんの説明を聞いていた、大垣が、
 『それは、無いべよ“裕”。』
と、呟いたので、4人は思わず笑ってしまった。
ただ、典子は、“裕”ちゃんと、大垣、それに店のスタッフ全員に向かって頭を下げてから、
 『皆さんお気持ちありがとうございます。』
 『これからも、私の事を宜しくお願いいたしますね。』
と、再度頭を下げてから席に座った。
その時、来店していた常連客達から、
 『パチパチパチパチパチ』
と、拍手が起きた。
その拍手をトリガー(きっかけ)にして、典子が、思わず涙ぐんでしまった。
それを見て、すかさず山崎がハンドタオルを取り出して典子に渡した。

その後、4人はスタッフからの引っ越し祝いの生と第302スペシャル改に箸をつけ食べ始めた。
 『貴方、大垣さんが作ったこの、第302スペシャル改美味しいわよ。』
 『本当か“てんこ”?』
 『はい、美味しいですよ。』
 『“ちえみ”ちゃん、吉田さん、も食べてくださいよ。』
 『はい、いただいていますから“典ちゃん”心配しないで。』
そんな時、晋二郎が“裕ちゃん”を呼んだ、
 『はい、吉田さんなんでしょうか?』
 『いつもの、お願いできないかな?』
“裕ちゃん”は、ニッコリ笑ってから、指でOKマークを作って晋二郎に見せた。
 『“ちえみ”。お前どうする?』
 『はい、先輩いただきます。』
 『じゃー、“裕ちゃん”申し訳ないけど何時もの2つお願いね。』
“裕ちゃん”は大きな声で、
 『了解しました。』
と、告げてから厨房に下がって行った。

4人は第302のスタッフのお祝いのご馳走お腹一杯にいただいたので、少し食休みをしていた。
食休みの時に、典子が“ちえみ”に向かって、
 『“ちえみ”ちゃん。お手紙ありがとうね。今朝、主人からお手紙をいただいたは。今日、来る時ソアラの中で読ませていただいたの本当にありがとうね貴方のアドバイスで私は幸せになるは。』
 『“典ちゃん”、読んでくれてありがとうね。私も、先輩と幸せになるは。』
そう、話しながら2人は微笑みあっていた。

その時、山崎が晋二郎に向かって、服のポケットから1通の封筒を取り出して、話を始めた。
 『吉田さん、お願いが有るんですが聞いていただけますか。』
 『はい、何でしょうか店長。』
 『話してくださいよ。私と店長の仲じゃないですか。』
山崎の話を聞いていた典子も姿勢を正して、晋二郎と“ちえみ”に向かって、一礼してから話始めた。
 『吉田さん、この封筒の中に書類が入っていますので内容を確認していただいてからよろしければ署名をいただきたいんですがお願いできますか。』
そう、説明をしてから晋二郎に向かって封筒を渡した。
晋二郎は、山崎と典子に向かって、
 『中身を拝見させていただきます。』
と、断ってから中から書類を取り出して、目を通し始めた。
“ちえみ”は渡された書類を見ながら、喜びの顔を見せ、晋二郎にいたっては、山崎さん“やりましたね”と言わんばかりの顔を見せた。
 『店長、この書類に僕たち2人が証人のサインをすればいいのですか?』
山崎と典子は晋二郎と“ちえみ”を見ながら、
 『はい』
と、応えながら頷いていた。
2人の返事を聞きながら、晋二郎が念押しをするかのように、再度、聞きなおしていた。
 『本当に私たちでいいんですね。』
 『はい、お願いします。』
晋二郎は、“ちえみ”の顔を見て、一言、
 『“ちえみ”いいかい。』
 『はい、先輩。』
晋二郎は、山崎と典子の顔を見てから、
 『分かりました。』
 『僕と、“ちえみ”の2人で証人のサインと判子を押させていただきます。』
そう、言うとおもむろに鞄から“ボールペン”と“判子”を取り出し、晋二郎は目の前に広げて置かれている、婚姻届けの証人欄に自分の名前を書き込んだのち、一旦婚姻届けを手にして少しの時間感慨深げに見ていた。
晋二郎は婚姻届けを“ちえみ”に渡して、
 『“ちえみ”、証人欄へのサインと押印お願いします。』
と、だけ告げた。
晋二郎から婚姻届けを受けとった“ちえみ”は、先程の晋二郎と同じように感慨深げな顔で見てから、ボールペンを手にしてから、再度書類を見て何かを確認するように大きく深呼吸を一つしてから、ボールペンで証人欄に自分の名前を書き込んだ。そして最後に判子を押した。
 『先輩。はい、お2人の婚姻届けです。』
 『うん、ありがと“ちえみ”。』
晋二郎は、“ちえみ”から山崎夫妻の婚姻届けを受け取ってから、
 『山崎ご夫妻。ご結婚おめでとうございます。』
 『婚姻届けに証人のサインをさせていただいた、吉田晋二郎と仲田ちえみの2人がご夫婦であることの証人としてここにお願いがあります。』
 『今後、山崎ご夫婦は何時までも仲睦まじいご夫婦で一生を共に歩んで行ってください。』
 『お願いいたします。』
そう、晋二郎と“ちえみ”が山崎夫婦に向かってお願いをした。
山崎夫婦は2人に向かって、力強く頷きながら晋二郎と“ちえみ”に向かって、
 『証人になっていただきありがとうございました。』
 『これからも、私たち夫婦は仲良く一生添い遂げます。』
と、宣誓にもとれるような台詞(せりふ)を述べた。

山崎夫婦の台詞を聞いた第302のスタッフ、常連客は山崎と典子に向かって、
 『結婚おめでとうございます。2人仲良くお幸せになってください。』
と、皆々口々にお祝いの言葉を投げていた。

晋二郎と”ちえみ”は、2人でオープンテラスの席に座りながら、山崎夫婦の事を見ていた。
 『先輩。』
 『何だい、”ちえみ”。』
 『先輩、私達は何時頃でしょうね。』
晋二郎は”ちえみ”の顔を見ながら、
 『”ちえみ”。確認していいかな?』
 『はい、なんでしょうか。』
 『俺、お前の事が好きでしょうがないんだよ。今、直ぐにでもお前と一緒になりたいんだけどね。』
”ちえみ”は晋二郎の言葉に驚きながらも、
 『先輩。私も同じ考えです。』
 『ありがとう”ちえみ”。』
 『”ちえみ”でも、後、2年待ってくれないかな?』
 『はい。先輩了解しました。』
ただ、”ちえみ”から晋二郎に向かって、1つのお願い事が出された。
 『先輩お願いが有ります。』
 『何だい。』
 『”ちえみ”を迎えに来るときは、GPz750Rに乗って迎えに来てくださいね。お願いします。』
晋二郎は、”ちえみ”に向かって、
 『”ちえみ”了解だよ。』
と、言いながら、指でOKマークを作って”ちえみ”に何時もの様に見せた。

そろそろ食事会も終わろうとした時、山崎から晋二郎に1件のお願いが出された。
 『吉田さん、お願いが有るんですが、写真を撮っていただけますか?』
 『店長、任せてくださいよ。』
晋二郎は、”ちえみ”にも入りなと勧めていた。
山崎は、晋二郎に向かって、或るリクエストを入れた。
山崎の話を聞いて、晋二郎は、指でOKマークを作って提示した。

晋二郎は、大垣に声を掛け協力を求めた。
大垣も、晋二郎に向けてOKマークを提示した。
 『はい、皆さん外に一旦出ていただけますか?』
 『お願いします。』
大垣の声に、スタッフ、常連客達は全員店の外に出た。
全員が出たことを確認した、大垣と”裕”が人の配置を決めて、晋二郎にOKのサインを送った。
 
 『じゃー、皆さん行きますよ。』
 『記念撮影ですからいい顔をしてこっちを向いてくださいね。』
 『パシャ』
店の外で山崎夫婦を囲みながら晋二郎が記念写真を撮影した。
 
終わり





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