おやじの趣味

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2019/08/20 5:55:55|おはなし
おはなし : 外伝『山崎。』  第4-11章 : 歓迎会へのお誘い
外伝 : 『山崎。』
第4-11章:歓迎会へのお誘い。

午後の1時過ぎに山崎は自宅について、ソアラをガレージに停めてから荷物を持って、部屋へと向かった。
部屋に入って山崎は、典子との約束の到着メールを書いていた。
 『“てんこ”へ。
  今、自宅に到着したよ。これから第302に行って開店の準備を始めるよ。
  今日も頑張って、俺は仕事するから君も頑張って仕事と引っ越しの準備を頑張ってください。
  では。
  烝より。』
メールを典子に送った、山崎は従業員用のお土産を手にして自宅を出て、第302へと向かった。
 『俺も齢かな徒歩での片道30分は結構きつくなってきたな。今度、通勤用に電チャリでも買うかな。』
そんな、独り言を言いながら、山崎は店に向かって歩いていた。
その頃、晋二郎と“ちえみ”は会社で業務に励んでいた。
何気に晋二郎が時計に目をやると、2時8分を表示していた。
その時、不意に晋二郎のスマホからメールの着信を知らせる音が流れた。
晋二郎は、スマホに目をやり差出人を確認した。
 『なんだよお袋かよ。』
そう、呟きながら席で母親からのメールの内容を確認していた。
晋二郎はメールを確認したのち思わず、
 『マジかよお袋。』
と、声を漏らしていた。
何故ならば、今夜晋二郎の両親は親戚の家に出かける為留守にするので、晩御飯を済ましてきて欲しいとの連絡であった。
晋二郎は母親のメールを読んだ後、“ちえみ”に連絡を入れることにした。
 『“ちえみ”、お疲れ様。
  突然だけど、今夜時間あるかな?
  晩御飯に付き合って欲しいんだけど都合はどうかな。
  返信をお願いするね。
  晋二郎。』
晋二郎が、“ちえみ”にメールを送ってから、14分程度で返信が届いた。
 『先輩、お疲れ様です。“ちえみ”です。
  先輩は運がよかったですね。
  今夜は空いていますのでお付き合いはOKです。
  詳細が決まりましたら連絡ください。
  では、定時までお仕事頑張りましょう。
  あなたの“ちえみ”より。』
“ちえみ”からのメールを読んだ後、晋二郎は終業まで営業区に提出する資料作成をこなしていた。
終業時間5分前に“ピン”と晋二郎のPCから音がしてメールが届いた事を報せた。
晋二郎は、直ぐに“ちえみ”からのメールだと分かり、確認することにした。
 『先輩。お疲れ様です。
  “ちえみ”は今夜少しだけ残業していくので、先に店長のお店に行って待っていてもらえますか。
  宜しく、お願いします。
  あなたの“ちえみ”より。』
晋二郎は、“ちえみ”からの連絡メールを読んで、
 『“ちえみ”は残業か・・・・。』
 『まっ、しょうがないか。』
そう、独り言を呟きながら“ちえみ”への返信を書いて送っていた。
『“ちえみ”お疲れ様。返事ありがとう。
  では、先にお店に行っているからお仕事頑張って片付けてきてください。
  晋二郎。』
晋二郎が、“ちえみ”宛のメール送信が終わるのと同時に、終業の音楽が流れた。
音楽を聴いた晋二郎は、何時ものように机上の片付けを行い、
 『お疲れ様です。お先です。』
と、周囲に声を掛けてから、帰宅していった。
会社を出た晋二郎は、駅前の電気屋の5階模型コーナーに向かうことにした。
何故ならば、特に急いで店長の店に行く事も無いし、それに電車が混んでいるので時間をずらしてから行こうと思ったのである。
晋二郎は、電気屋の模型コーナーで飛行機(1/144)を見ながら時間を気にしていた。
何故ならば、“ちえみ”のメールに記述されていた、“少しだけ残業”と言う言葉が気になっていたのである。
晋二郎は心のどこかで、ここで時間を潰せば“ちえみ”に会えるのではないかと考えていたのである。
晋二郎は、おもむろにポケットから、スマフォを取り出して、“ちえみ”にメールを送ってみた。
 『“ちえみ”、お疲れ。
  あと、どのくらいで仕事終わるかな?』
メールを送ったあと、スマフォを胸ポケットにしまい晋二郎が再び飛行機のプラモデルを見ていた時である、スマフォから電話の着信音が流れた。
晋二郎は、一瞬驚いたが着信が“ちえみ”と分かり直ぐに電話に出た。
 『もしもし、“ちえみ”。どうしたの?今、会社かい?』
 『フフフフフ、先輩。』
“ちえみ”は、晋二郎の質問に答えるように、
 『今、私が何処にいるか分かりますか?』
晋二郎は、“ちえみ”の話を聞き流ら周囲を見渡してから、
 『何処?』
 『フフフフ秘密です。それよりも、先輩。模型買っちゃ駄目ですからね。』
晋二郎は、“ちえみ”に向かって、
 『分かってるよ“ちえみ”。買わないから、ただ見てるだけだから、見てるだけなら問題はないだろ。』
 『それよりも、何処にいるんだい?』
その時、模型のコーナーの奥から、女性が晋二郎に向かって手を振っていた。
晋二郎は、その手を振る女性を見て思わず、
 『あっ』
と、声を漏らしてしまった。
そのまま、晋二郎は手を振る女性に向かって歩き出していた。
 『“ちえみ”。どうしてここに居るんだよ?“ビックリ”するじゃないか。』
 『エへへへへへ、先輩。お待たせしました。』
“ちえみ”は晋二郎の腕に自分の腕を通してから、
『先輩が私にメールを送ってくれた時、私、会社を出て駅に向かって歩いていたんですよ。それで慌ててメールを読んでもしかしたら先輩は、ここに居るんじゃないかと思い寄ってみたら、案の定先輩を発見したので電話をしたんですよ。分かりましたか先輩。』
晋二郎は、“ちえみ”の話を聞いてから、“フ〜”っと溜息をついてから、
 『御見それしました“ちえみ”様。』
そう、言いながら笑い出してしまった。
当の“ちえみ”も晋二郎の笑いにつられて一緒に笑い出してしまった。
そのまま、2人は模型コーナーを出て、駅へと向かって歩き始めた。
2人は、何時ものように駅で入線してきた電車に乗り、何時ものように町田で下車してから、店長のお店に向かった。
 『ガラ・ガラ』
 『いらっしゃいませ。』
 『吉田さんに“ちえみ”ちゃん。いらっしゃい。』
 『いつも、ありがとうございます。』
と、山崎は2人に礼を言いながら、店に迎え入れ、何時もの席に案内した。
何時ものオープンテラスに座って、晋二郎と“ちえみ”はこれまた、何時ものように、生と何時ものセットを山崎に注文した。
山崎は、一旦厨房に戻ってから、生を2個用意してから席に戻って来た。
 『はい、吉田さん“ちえみ”ちゃん。生お待たせです。』
そう、告げてから2人の前に生を置いてから、“ちえみ”に向かって、
 『“ちえみ”ちゃん、なにかいい事あったの?』
“ちえみ”は、一瞬驚いた顔をして見せたが、山崎に向かって、
 『店長。どうしてわかるんですか?』
 『いや、理由はないんだけどただ何時もと“ちえみ”ちゃんの雰囲気が変わったように見えてね、それで聞いてみたんだよ。』
一瞬、“ちえみ”は晋二郎の顔を見てから、山崎に向かって、
 『はい。有りましたよ。さすが店長ですね。』
そう、山崎に応えていた。
山崎は、“ちえみ”の話を聞きながら、“チラッ”と晋二郎の事をみたが、当の晋二郎は生を口に運んで飲んでいただけであった。
その時、バイトの“裕ちゃん”が、
 『“ちえみ”さん、吉田さんお疲れ様です。お待たせしました、何時ものホルモンです。』
と、言いながら2人の前にホルモンを置いた。
それを見ていた山崎が、2人に向かって一言付け加えた。
 『今日もおまけしてあるからゆっくりして行ってくださいね。』
そう、告げてから“裕ちゃん”を連れて、厨房へと戻って行った。
“ちえみ”は、晋二郎に確認するように、
 『先輩。聞いてもいいですか?』
 『何だい、“ちえみ”。』
 『はい、今日はご飯を頼まないのかなと思って。』
晋二郎は、“しまった”と言わんばかりの顔をしてから、慌てて、山崎に声を掛けた。
 『店長、ごめんなさい。ご飯と生卵もお願いします。それと、ご飯は2つとも大盛でお願いします。』
 『はい、了解ですよ吉田さん。』
晋二郎は、注文が終わって、“ちえみ”を見ながら、
 『ところで、“ちえみ”なんでご飯の事を俺に確認したの?』
 『だって、先輩のメールにご飯付き合って欲しいって書いて有ったから、ご両親が留守なのかと思って確認したんですよ。』
 『なんだ、そうなんだ。俺、驚いちゃったよ“ちえみ”。』
“ちえみ”は晋二郎からの質問に驚きながらも胸をなでおろしていた。
しばらくしてから、“裕ちゃん”が2人のテーブルにご飯と生卵を運んできた。
 『お待たせしました。大盛ご飯と生卵です。』
 『吉田さんと“ちえみ”さん、残したら駄目ですからね。』
そう、告げてから奥に下がって行った。
晋二郎は、“ちえみ”を見て、
 『食べよ“ちえみ”。』
と、告げてから、七輪の上で焼けている食べごろのホルモンを“ちえみ”のお皿に運んでいた。
 『先輩。ありがとうございます。私は、十分にいただきましたから、先輩も食べてくださいね。』
 『うん、ありがとうね“ちえみ”。俺も、食べているから心配しないで。』
“ちえみ”は晋二郎に向かって、“うん”と頷いてから、微笑んだ。
そんな、“ちえみ”に晋二郎もまるで返礼のように微笑み返した。
そんな、2人の事を厨房から見ていた“裕ちゃん”が、
 『いいな〜、あの2人羨ましい。』
と、ポツリと呟いていた。
そんな、“裕ちゃん”に向かって大垣が、
 『だよな〜。』
と、賛同するようなことを呟いてから、“裕ちゃん”に向かって、
 『“裕”どうよ俺と。』
と、冗談とも本気ともとれるような言葉を口にした。
“裕”は、大垣を見て“フ〜”と溜息を一つ吐いてからオーダーを取りに行った。
店も落ち着いたようで、山崎が晋二郎と“ちえみ”の居るオープンテラスにやってきて、
 『吉田さん、“ちえみ”ちゃん、お話が有るんですがお邪魔してもいいですか?』
晋二郎と“ちえみ”は、顔を見合わせてから、山崎に向かって、
 『どうしました店長。』
と、2人ほぼ同時に山崎に返事を返した。
思わず山崎は驚きながらも、何故か笑ってしまった。
 『店長どうしました。』
 『いや〜、吉田さんと、“ちえみ”ちゃんは本当に仲がいいんだなと思いましてね。』
晋二郎と“ちえみ”は顔を見合わせてから、山崎に向かって、大きく頷いて見せた。
 『ほんと羨ましいです。』
 『ところで、折り入ってお話が有るんですがいいですか。』
晋二郎が、山崎に向かって、
 『どうぞ。』
 『実は、来月14日の土曜日に“てんこ”がこっちに引っ越してくるんですが出来ましたら、16日の月曜日にお店で身内だけの引っ越し祝いをやろうかなと考えていまして出来たらお2人にも参加していただけないかと思いましてお声を掛けさせていただきました。』
 『ご出席いただけますか吉田さん、“ちえみ”ちゃん。』
晋二郎と“ちえみ”は、一つ返事で山崎に向かって、
 『店長。当然我々2人は出席させていただきますよ。』
 『当日は、正装しなくていいですよね。』
と、笑いながら晋二郎が山崎に確認していた。
山崎も晋二郎の問いに応えるように、
『当日はお好きな格好で出席お願いします。』
 『了解しました店長!』
そう、山崎に返事を返しながら晋二郎は“にやり”と笑っていた。
 
第5-1章:第302スペシャル? に続く。





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