おやじの趣味

おやじ のブログへようこそおいでくださいました。このページは「××歳おやじの完璧な趣味(「お〜とばい」・「音楽」・「旅行」・「歴史」・「飛行機」)のページです。
 
2019/08/19 19:48:48|おはなし
おはなし : 外伝『山崎。』  第4-10章 : 今夜はパスタ!
外伝 : 『山崎。』
第4-10章:今夜はパスタ!

典子と山崎が犬山のマンションに着いた時は既に、夕方の5時を8分程過ぎた時だった。
 『“てんこ”。』
 『なに、貴方。』
山崎は、典子を見つめながら、
 『晩御飯どうしようか?』
典子は、質問を聞いて少し考えてから、
 『貴方、お腹空いている?もし、出来る事であればこれから私と一緒にお買い物しに行きましょうよ。』
 『うん。賛成だよ“てんこ”。』
 『これからの2人の生活の予行練習だね。』
 『じゃー決定。貴方行きましょう。スーパーはここから3q位の場所に有るから。』
山崎は、典子に向かって、
 『“てんこ”OKだよ。』
と、応えてからソアラをスーパーに向かって走らせた。
3qの距離はソアラでは直ぐの時間であった。
山崎は、ソアラを駐車場に停めて、典子と腕を組んで店内へと向かった。
店内では、山崎がカートに買い物かごを載せ、典子の後について押していた。

典子が不意に、山崎に向かって、
 『貴方、今夜何がいいかしら。』
山崎は、考えてから典子に、
 『“てんこ”、お前パスタ得意だったよな。じゃー今夜はパスタお願いできる?』
 『はい、貴方。了解しました。今夜は“てんこ”が美味しいパスタを作ってあげるわね。』
山崎は、典子の返事を聞いて、“やった”と言う顔を見せた。

そのまま、2人は買い物を済ませてから典子のマンションに戻って行った。
山崎は、ソアラを何時もの駐車場に停めてから、典子を下ろして一緒にマンションへと入っていった。
 『“てんこ”、今日は食材思ったより買ったね。』
 『貴方もやはりそう思いますか?』
山崎は、“うん”と言った感じで頷いて見せた。
 『でも、貴方この中には貴方の好きなビールも入っているのよ。』
 『な〜んだ、なら重たいのは分かるよ。』
典子の部屋に入ってから、山崎は食材をキッチンに置いてから、典子に向かって、
 『“てんこ”料理任せていいかな?』
典子は頷きながら、
 『当たり前でしょ、貴方。今夜は私の得意のパスタですからね!パスタには絶対の自信が有りますから。安心して向こうでテレビでも見ていて待っていてください。』
山崎は、典子に向かって、“了解”と告げてからリビングへと向かった。
リビングで山崎はTVの電源をONして、NEWSを見始めた。

山崎が、TVを見始めてから、約1時間が経過したころ、キッチンから典子の声で山崎の事を呼んでいた。
 『貴方、パスタ出来ましたよ。』
 『冷める前に食べましょう。』
 『おー、了解だよ“てんこ”。ありがとうね。』
山崎は、返事をしながら、リビングからキッチンへと移動し、テーブルの上の料理を見てから典子に向かって、
 『“てんこ”、凄いご馳走じゃないか。どうしたのこんなに沢山。』
典子は、“エへへ”と笑い、山崎に向かって、
 『凄いでしょ。今夜は嬉しくて気合入れて作っていたらこうなっちゃったの。』
 『なんで、気合入れたのなにかいい事あった?』
典子は、頷きながら山崎に向かって、
 『だって、久しぶりなのよ。貴方と一緒にお買い物に行けたのは。だから、嬉しくなって頑張って作ったの。』
山崎は、典子に向かって、
 『ありがとう“てんこ”。』
 『俺も、君と買い物が出来て嬉しかったよ。』
そう、言いながら席に着いてから、典子に向かって、
 『“てんこ”。ご馳走を早速食べよう。』
 『はい。』
典子は、山崎に応えてから一緒に晩御飯のご馳走に箸をつけた。
 『美味しいよ。“てんこ”。』
 『どれも、これも全部美味しいよ。来月からこんなに美味しいご飯が毎日、食べられると思うと俺、仕事頑張っちゃうよ!』
山崎の台詞(セリフ)を聞いて典子は、嬉しそうに微笑んでから、
 『貴方、本当に楽しみ?』
 『当たり前だよ“てんこ”。』
そう、典子に向かって話しながら山崎はパクパクとご馳走を食べていた。
そんな、山崎に向かって典子が、
 『貴方、お願いが有るんだけど聞いてくれますか?』
山崎は、箸を止めてから、典子に向かって、
 『何だい、“てんこ”話してごらん。』
 『私、貴方のお店、第302で働きたいの駄目?』
山崎は、典子の口から考えてもいなかった言葉が出てきて驚いていた。
 『真面目かよ“てんこ”?』
 『はい、真面目よ貴方。』
 『でも、なんで第302で働きたいの?』
典子は、山崎の眼を真っ直ぐに見ながら、
 『私は、貴方とこれから一緒に生きていきたいの、嫌、生きていくのだから、貴方の事を全て知りたいの。分かりますか貴方。』
山崎は、頷きながら、典子に向かって、
 『“てんこ”、君の気持ちは凄く嬉しいし、ありがたく思うよ。』
 『でも、君が考えている以上に、うちの仕事は厳しく大変だよ。』
 『興味本位で出来る仕事じゃないんだよ。』
そこまで、言ってから山崎は典子の顔を見た。
そこには、真剣な眼差しで山崎を見る目の典子が居た。
山崎は、典子の眼差しを見て、意志の固さを確認した。
この時、山崎は、心の中で、
 『“てんこ”があの眼になったらどうにもならないほどに強情だからな。ここはとりあえず少しの間様子を見る事にするか。』
と、呟いていた。
しばらくの間、2人の間に無言の時間が流れて行った。

 『“てんこ”分かったよ。』
 『じゃー、試験期間として第302で3ヶ月間働いて御覧。その間の君の働き具合を見て正式に採用するかを検討するから。』
最後は、山崎が折れる形となって典子の仮採用が決まった。
 『貴方、じゃー私の仮採用が決まった事をお祝いして乾杯しましょう。』
そう、言いながら典子はワインのボトルを取り出して、山崎のグラスに注いだ。
山崎は初めて、テーブルの上に置かれていた空のグラスの意味を悟った。
 『“てんこ”、このグラスの意味が分かったよ。』
山崎の言葉を聞いて、典子が、
 『エヘヘヘヘ』
と、笑っていた。
そのまま、2人は楽しくこれからの事について会話をしながら食事をしていた。
 『ご馳走さまでした。』
 『とっても美味しかったよい“てんこ”。』
 『これから、お店での“まかない”を頼むね。』
典子は、山崎から依頼された仕事に大きく、
 『はい。』
と、応えた。
その後、山崎は典子が食事を終えるの待ってから、2人で片付けを始めた。
 『“てんこ”、今晩のご飯美味しかったよ。それに君が作った久しぶりのパスタ嬉しかったよ。』
 『ほんと、貴方。』
 『決まってるじゃないか“てんこ”。』
 『昔から君は料理が得意ってCAの間では評判だったじゃないか。』
典子は、山崎に向かって、
 『ありがとう貴方。貴方にそう言われると本当に私、嬉しいは。』
 『“てんこ”、ほんとありがとうね美味しいご飯を作ってくれて。』
山崎は、そう告げながら典子のほっぺに“ちゅ”っとキスをした。
そのまま、2人で洗い物をしたので、片付けにはそう時間は掛からなかった。
片付けが終了してから2人でリビングに移動して2人でTVを見ながら、
 『“てんこ”、疲れていないかい?』
 『明日、仕事だろ風呂入って寝ようか。』
典子は、頷きながら、
 『お風呂にお湯はってくるわね。』
そう、言ってリビングを出て行った。
しばらくしてから、典子が風呂場から戻ってきて、山崎に向かって、
 『貴方、明日の朝ご飯何が食べたいか教えてくれる。』
 『出来る限り、貴方のリクエストに応えるようにするは。』
山崎は、典子に向かって、頭を左右に振ってから、
 『“てんこ”、俺は君の作ってくれるご飯なら文句を言うわけがないじゃないか。』
 『だから、君の作りたいものを作って俺に食べさせてくれるだけで俺は嬉しいよ。』
典子は、山崎の顔を見ながら、確かめるように、
 『ほんと?』
山崎は、頷きながら典子に向かって、
 『本当だよ。』
そんな時、お風呂のお湯が貯まった事を知らせる音楽が流れた。
 『典子、お風呂の準備ができたみたいだよ。先にお風呂に入ってきな。』
典子は、頷いて、
 『貴方、一緒に入らない?』
山崎は、“へっ”と言う顔を見せてから、
 『一緒に入っていいの?ほんと?』
 『うん。何を今更言っているの能登の温泉で一緒に入ったじゃない。』
山崎は、頷きながら、
 『そりゃ、そうだ。』
 『じゃー、一緒に入ろう“てんこ”。』
 『はい、貴方。』
そのまま、2人は仲良くお風呂に入った。

お風呂から出てきて、2人はそのまま寝室へと向かった。
山崎と、典子はベッドに座りながら、キスを交わしてから、抱き合ったままベッドに倒れこんでいった。

翌朝、山崎の目覚ましの音楽が典子の部屋に流れた。
山崎は、自分のスマフォを手に取り時間を確認し、横を見ながら、
 『“てんこ”・・・・。』
と、声を掛けた。
その時、キッチンから典子の声で、
 『貴方、起きてください時間ですよ。』
 『はぁ〜い。』
山崎は、典子の声に返事をしてからベッドを出て、顔を洗いに洗面所へと向かった。
その時、典子が山崎を見て、
 『イヤー』
と、急に大きな声を上げながら、
 『貴方、下、履いてください。』
山崎は、典子が何に大きな声を出しているのか分からなかったが、自分の格好を確認してから、
 『ごめん、“てんこ”。』
と、慌てて寝室に戻ってから下着とズボンを履いてから洗面所へと再び向かった。
山崎は、洗面所で顔を洗ってから、キッチンに居る典子に向かって、再度、
 『ごめん、“てんこ”。』
 『俺、寝ぼけていたみたいだよ。』
そう、言いながら笑ってごまかしていた。
そんな、山崎に向かって典子が、
 『貴方、寝ぼけないで下いよ。まさか、外でそんなことしていないわよね?』
山崎は、顔をの前で大きく手を左右に振って、
 『“てんこ”、信じてくれよ。俺がそんな事をする人間に見えるかい?』
典子は、意地悪な顔をして、“うん”と頷いた。
山崎は、驚きながら、
 『勘弁してくれよ、“てんこ”。』
そんな、山崎の言葉に典子は、いたずらっ子の様な顔をして、
 『分かっているは貴方。』
 『それより、早くご飯を食べてください。今日は月曜日なので私は仕事ですからね。』
山崎は典子の言葉に、素直に従って朝ご飯を食べていた。
山崎が、朝ごはんを食べている間に典子は、出勤の支度をしていた。
山崎は、朝ごはんを食べ終わってから、食器を流しで洗い終わってから片づけて、
 『“てんこ”、ご馳走様。』
と、典子に声を掛けた。
 『“てんこ”、家を出る時間は何時もと同じ時間でいいのかな?』
 『はい。貴方お願いしますね。』
 『はいよOKだから心配しないで準備をしてね。』
 『貴方、お待たせしました。準備出来ましたからお願いしますね。』
そう、山崎に話しながら典子はベッドルームから出てきた。

今日の、服装も典子に似合い過ぎる程似合っていたため、山崎は何時にもまして典子の事をまじまじと見ていた。
そんな、山崎に向かって典子が、
 『貴方、どう似合っていますか?』
 『うん、“てんこ”は背が有るから本当に何着ても似合うよ。』
 『ほんと、今日も美人さんだよ。』
典子は山崎の言葉に照れながら、
 『ありがとう貴方。』
典子は、山崎に向かって話しながら、時計で時間を確認して、
 『貴方、7時を過ぎているからそろそろ出ましょうか。』
山崎は、典子の言葉で時間を確認してから、
 『はいよ、了解だよ典子。』
 『忘れ物は無いよね。』
 『はい、確認済みですから。』
そう、典子は山崎に告げ、腕を引っ張って、ドアへと向かった。
何時もの様に先に典子が出てから、山崎が出て最後に典子が鍵を施錠してから、山崎が確認した。
典子の部屋を出た2人は腕を組みそのまま、マンションを出てソアラを停めているコイン駐車場へと向かった。
山崎は、典子を助手席に乗せてから、ソアラのエンジンを始動させ駐車場から車を出し、典子の勤める病院へと向かった。
山崎は、この日も病院までの道順をわざと遠回りをして典子との一緒に居る時間を惜しんだ。

典子は、山崎の気持ちが分かるため、文句も言わずに助手席に座って山崎の手を握っていた。
 『貴方、今日も帰りの運転気を付けてくださいね。私、何時も貴方からのメールが届くまでは気が気ではないの。だから、今日も安全運転で町田まで帰ってくださいね。』
山崎は、典子の事を見ながら、
 『分かっているよ、“てんこ”。』
 『俺は、君を悲しませるような運転はしないから心配しないで仕事を頑張ってくれよな。』
典子は、山崎を見てから、頷いて見せた。
そのまま、山崎の運転するソアラは病院の駐車場に着いた。
山崎は、典子との別れを惜しむように、駐車スペースに車を停めてから、何時もの様に典子にキスをした。
典子も山崎と、1週間会えないと思うと、
 『貴方、お願い私に逢えない1週間分のキスをして。』
山崎は、典子の願いに応えるように、長い時間のキスを典子と交わしていた。
山崎が、典子の唇から自分の唇を離して、
 『典子、再来週の14日の前日に俺泊りに来るから宜しくね。』
 『そのまま14日の日は君を載せて、町田の俺の自宅まで行くからね。そのつもりで引っ越しの準備をお願いしますね。』
 『なにか、俺の力が必要な時は連絡をくれよな。その時は、このソアラでまたここまで来るからさ。』
 『はい、分かりました。貴方引っ越しの準備は私に任せてくださいね。』
典子は、山崎にそう告げてから、ソアラを降りた。
山崎は、窓を開けて典子に向かって、
 『“てんこ”、こっちにちょっと来て。』
 『なに、貴方。』
典子が、運転席に近寄った時に、山崎が窓から身を乗り出して、
 『ちゅ』
っと、キスをして、そのまま典子に向かって、
 『“てんこ”、仕事頑張ってな。俺も頑張るから。』
 『じゃー、着いたら連絡するから。』
そう、典子に告げてからソアラを各務ヶ原ICに向けて走らせた。
典子は、山崎のソアラに向けて、手を振ってから職場へと向かって歩き出した。
 
第4-11章:歓迎会 に続く。





     コメントする
タイトル*
コメント*
名前*
MailAddress:
URL:
削除キー:
コメントを削除する時に必要になります
※「*」は必須入力です。