おやじの趣味

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2019/08/15 5:00:00|おはなし
おはなし : 外伝『山崎。』  第4-2章 : 能登空港で・・・・。
外伝 : 『山崎。』
第4-2章:能登空港で・・・・。

部屋に戻ってきた2人は、既にお布団が敷かれていることに驚いていた。
典子が、敷かれている布団を見て、山崎に向かって、
 『機長はどちらで寝ますか?』
山崎は、布団を見ながら、思案していたが、
 『川上君はどっちがいいかい?』
と、オウム返しの様な質問を典子に投げた。
 『私は、こっちの布団に寝ますけどいいですか機長?』
 『了解だよ。“てんこ”。』
そう、話しながら、2人はTVの有る部屋に戻ってから、座布団に座って明日の予定について話し始めた。
 『“てんこ”、さっき食堂で話してくれた、軍艦島以外に行きたいところはあるかい?』
典子は、山崎に対して遠慮がちに、
 『空港・・・・駄目ですか?』
 『空港?どこの、まさか小松かい。』
典子は首を左右に振りながら、
 『能登空港です。』
山崎は、聞かない空港名に驚いて、大きな声で典子に聞き返していた。
 『何処に有るの? 777サイズが着陸できる長さの滑走路有る?』
典子は晋二郎に向かって、
 『空港はここの近くに有るんです機長。滑走路は、3000の長さは無いです。』
山崎は、不思議そうに典子の顔を見ながら、
 『何をするの?そこの能登空港で?』
 『機長は覚えていませんか、元同僚のCAの武田さん?』
山崎は、典子の口から出た、武田と言う名前に憶えがあったため、自分の記憶を辿っていって、記憶のある地点で思わず“あっ”と、声を出していた。
 『川上君、武田さんてあの退職された武田さんかい?』
 『はい、機長。そうです。今、武田さんはご実家の石川県に戻られていて、能登空港で働いていらっしゃるそうです。』
山崎は、“うん”、“うん”と頷きながら懐かしそうな目で典子の話を聞いていた。
 『川上君、分かったよ。明日、空港に行ってみよう。スケジュールは把握されているのかい?』
 『はい、ここに来る前にメールで連絡しておきました。』
山崎は頷いてから、典子に向かって、
 『さすがだね、“てんこ”。』
 『そんな事は無いですよ。貴方。』
 『じゃー“てんこ”。明日は能登半島をドライブしてから帰ろうか。どうだい。』
 『はい、貴方。安全運転お願いしますね。』
山崎は、典子の言葉に指でOKマークを作って見せた。
その後、2人は部屋に用意されていたお茶を飲み、くつろいでいた時、山崎は時計で時間を確認して、
 『“てんこ”、お風呂どうする。大浴場に行こうか?』
典子は、山崎の顔を見ながら頭を左右に振って見せてから、
 『一緒に・・・・、露天風呂に入りませんか・・・・。』
 『駄目・・・・ですか?』
山崎は、一瞬、驚きながらも、
 『大歓迎だよ”てんこ”。俺、真面目に嬉しいよ君と一緒に入れるなんて!』
山崎が驚いた理由は、典子は今まで一度も自分からは口にしない言葉を今日、自分に向かって口にしたからである。
 『“てんこ”、そうだね。ここに着いた時に大浴場は入ったからね。今度は、ベランダに設置されている露天風呂に一緒にはいろう。』
典子は、山崎に向かって頷きながら、
 『はい』
と、返事を返した。

山崎は、座っている、典子の手を握ってから、
 『“てんこ”、じゃー一緒に入ろうお風呂に。ここの温泉はほんとに気持ちがいいからね。大浴場に入った時気持ちよかったからね。』
 『“てんこ”、ここの温泉は好きかい?』
 『私は、ここの温泉も貴方の事も好きよ。』
 『ありがとう、“てんこ”。俺も君が好きだよ。君が大好きなんだよ。』
 『そして、何時も君と一緒にこうしていたいよ。』
山崎は、典子にそう語りかけながら、典子の耳朶(みみたぶ)にキスをしてから、浴衣を脱がし始めた。

浴衣を脱いだ典子は下着だけの姿で山崎の前に立っていた。
山崎は典子の耳元とで小さい声で呟いた。
その後、典子は頷き脱衣所で下着を脱いでから、先に湯船に向かった。
その後を追うように山崎も自分の浴衣と下着を脱いでから典子の待つ湯船に向かった。

 『あー、いいお湯だね。“てんこ”。』
 『はい、貴方。』
典子は、山崎の右肩にもたれながら、一緒に夜の日本海を湯船から眺めていた。
山崎は、典子の顔を見ないで、ポツリとある言葉を漏らした。
 『貴方、今、なんて言ったの。』
 『よく、聞こえなかったからもう一度言って。』
山崎に向かって話しながら典子は、肩から頭を離して正面へと廻った。
山崎は、典子の動きに観念したように、典子の顔を正面に見ながら、
 『“てんこ”、お願いが有るんだ。俺の話を聞いてくれないか。』
典子も、山崎の顔を正面に見ながら、“はい”と力強く頷いて見せてから、
 『はい。貴方、話を聞かせてください。』
 『“てんこ”、俺と暮らしてくれないか。出来たら、今すぐにでも俺はお前と一緒に暮らしたいんだ。』
 『駄目か、“てんこ”。』
山崎は、典子の身体を抱き寄せ力強く抱きしめた。
典子もそんな、山崎に応えるように、山崎を強く抱きしめながら、激しく、山崎の唇を求めた。
山崎も典子の求めに応じるように、強く唇を重ねていた。
典子が、山崎の唇から離れ、山崎が正面から典子の顔を見た時、不意に典子の両眼から涙がこぼれ落ちた。
その、流れ落ちた涙を山崎が、指で拭ってから、再度、典子に尋ねた。
 『“てんこ”、駄目かな。』
典子は、涙を”ぽろぽろ”とこぼしながら、頭を左右に振って山崎の首に腕を廻して抱きつきながら、
 『うれしいの。凄くうれしいの今の私、嬉しすぎてなんか怖いくらいなの。』
 『なんで、怖いんだい。』
 『現在(いま)が、全て夢じゃないかと思ってしまって・・・・。』
山崎は、典子の顔を見ながら、
 『“てんこ”、好きだよ。これは、夢じゃないから安心してくれないかな。』
そう、典子に語り掛けてから、唇にキスをして、唇を離した時、典子に向かって、
 『“てんこ”、ほら夢じゃないだろ。唇に感触が残っていないかな?』
典子は顔を赤らめながら、山崎に向かって、
 『はい、感触が残っているは私の唇に貴方の唇の感触が・・・・。』
 『だろ、“てんこ”。だから、言っただろこれは現実だって。』
典子は頷いてから再度、山崎にキスを求めた。
また、山崎も典子に応えるように自分の唇を重ねた。
 
露天風呂を出て、ベランダで煙草を吸っている山崎に向かって、典子が、
 『貴方、そろそろ11時よ。もう寝ませんか?』
山崎は、典子に向かって返事を返してから、煙草を消して部屋へと戻った。
部屋に戻った、山崎は、そのまま洗面所に向かい、顔を洗ってから歯を磨き始めた。
歯を磨き終わってから、部屋に戻ると既に典子は布団の中で、山崎の戻りを待っていた。
 『“てんこ”、お待たせ。じゃー、寝ようか。』
典子は無言で頷いて応えた。
山崎は、典子の返事を確認して、部屋の灯りを消してから自分の布団にもぐり込み直ぐ隣の布団で寝ている典子の手を握った。
典子も山崎の気持ちに応えるように強く、握り返した。
典子の気持ちを確認した山崎が、
 『“てんこ”、こっちの布団においで。』
と、声を掛けた。
典子は、無言で自分の布団から出て山崎の布団へと移動した。
移動してきた典子を山崎は腕枕で迎え入れた。
 『“てんこ”、今回の旅行は楽しいかい。』
 『はい、貴方、ご飯は美味しいし、景色は綺麗で温泉も最高に気持ちいいから私はなんら、不満を漏らすことなどはないは。』
 『それに・・・・。』
 『どうした、“てんこ”。それに何?』
典子は、山崎の耳元で、
 『だって、貴方とこうして、一緒に居られることが私は最高に気分が良いのよ。』
 『てんこ、それは俺も君と同じだよ。』
山崎は、典子に向かって、
 『いいかい。』
 『はい、貴方。』
そのまま、山崎は典子にキスをしてから、永く愛し合った。

晋二郎と、“ちえみ”は、第302で十分に食事を堪能したため、帰宅することにした。
晋二郎が料金を支払って、“ちえみ”と店を後にした。
 『裕ちゃん、大垣くん、ご馳走様ね。また、店長が出てきたときに食べにくるよ。』
そう、2人に声を掛けながら、駅に向かって歩く晋二郎と“ちえみ”に向かって、大垣が、
 『おやすみなさい。“ちえみ”さん。』
何故か、“ちえみ”にだけ声を掛けたのである。
晋二郎は、納得のいかない顔をして“ちえみ”の横で、ブツブツと文句を言っていた。
納得のいっていない晋二郎に“ちえみ”が声を掛けた。
 『先輩、どうしたんですか?何をブツブツ言っているんですか?』
晋二郎は、“ちえみ”の顔を見ながら、
 『“ちえみ”。だって、おかしくないか?』
 『なにがですか。』
 『大垣君だけどさ、なんで、お前だけに声を掛けるの?なんか、おかしくない。』
 『やだ、先輩。大垣君に焼きもち焼いているんですか?』
晋二郎は一瞬、躊躇したが、“ちえみ”に向かって、
 『そうだよ“ちえみ”。今の俺っておかしいか?』
晋二郎の顔を見ながら、“ちえみ”が。
 『先輩、ありがとうございます。でも、心配しないでください。私は先輩しか見えていませんからね。』
 『ありがとう、“ちえみ”。』
2人は、そのまま改札を目指して歩いて行った。
ホームで電車を待っている時、晋二郎が“ちえみ”に向かって、
 『“ちえみ”、明日の土曜日だけど何時に何処に集合にしようか。』
“ちえみ”は、少し考えてから、晋二郎に向かって、
 『明日は、先輩の家の近所の電気屋さんに行きたいので、本厚木で待ち合わせしませんか。』
 『OKそれでいいよ。じゃー、時間は朝の9時でいいかな?』
“ちえみ”は、晋二郎の顔を見ながら、
 『先輩、平気ですか?時間早くないですか?』
晋二郎は、“ちえみ”の顔を見ながら、
 『俺、“ちえみ”と長い時間一緒に居たいからさ。それって駄目かな?それに、朝ごはん、一緒にファミレスで食べれるじゃない。』
 『先輩。真面目に言ってくれているんですか。』
 『そうだよ。なにかおかしいかな。』
“ちえみ”は、頭を大きく左右に振りながら、
 『先輩、ありがとうございます。私も、先輩と一緒に長い時間いたいです。』
そう、晋二郎に向かって話しながら“ちえみ”が、
 『帰りは、送ってくれるんですよね先輩。そして、送ってくれた後は、今度こそ一緒に過ごせるんですよね。』
晋二郎は、“ちえみ”の言葉に緊張しながらも、
 『そうだね、“ちえみ”。』
と、晋二郎は、話しながら、“ちえみ”の手を強く握っていた。
“ちえみ”も晋二郎に応えるように、握り返していた。
そのまま、2人は入線してきた電車に乗車して帰宅して行った。

晋二郎が、帰宅したのは午前1時近くになってからであった。
晋二郎は、そのまま玄関の鍵を開けて、ワン吉に“ただいま”の挨拶をしてから、お風呂に入ってから就寝した。
 
 『ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ』
っと、枕もとのアラームが鳴った。
その、アラーム音に山崎は素早く反応して手でアラームを止めた。
さすが、元航空自衛隊の隊員だけの事は有る。
山崎は、アラームを止めてから“てんこ”を起こさない様に注意して布団を出て、身なりを整え、未だ寝ている“てんこ”を見ながら、そっと“ほっぺた”にキスをしてから、タオルを手にして、ベランダへと向かった。
山崎は、ベランダに出て大きく1回伸びをして、浴衣と下着を脱いでから、桶にお湯をはって、自分の身体に流してから、湯船に浸かった。
 『ふ〜、本当に温泉は気持ちがいいな〜。ほんと、日本人に生まれてよかったよ。』
そんな事を呟きながら、山崎は湯船の中で思い切り足を延ばして身体を解していた。
 『今日はいい天気だな。そろそろ陽が上って来るんじゃないかな。』
その時、後ろから山崎を呼ぶ声がした。
 『貴方。ずるいわよ、私をおいて行って。』
 『私も、一緒にお風呂に入れてくださいね。』
そう、言うと典子も浴衣と下着を脱ぎ、身体にお湯をかけてから、湯船に入ってきた。
山崎は、スタイルの良い、典子に思わず見とれてしまっていた。
そんな、山崎に向かって典子が、
 『もう、貴方ったら“H”なんだから。そんなに私の事を見ないでください。』
思わず、山崎は典子に向かって、
 『御免。“てんこ”思わず見とれたよ。』
典子は顔を赤くしながら山崎に向かって、
 『貴方、ありがと。』
2人は、湯船に浸かりながら、朝日が昇ってくるのを一緒に眺めていた。
山崎が、肩を抱きながら典子に向かって、
 『“てんこ”、“梅雨”が空けたら一緒に東京で暮らさないか』。
 『駄目かな・・・・?』
典子は、山崎に向かって、小さく“こくり”と頷いて見せ、
 『はい、お願いします。』
 『“てんこ”、マジでいいの!“てんこ”ありがとうね。俺、一生懸命に働くよ。』
 『貴方、私も一緒に働くから心配しないでくださいね。』
ただ、山崎は少し不安そうな顔をしてから、
 『“てんこ”のご両親に挨拶に何時行けばいいかな。俺、経験が無いからどう説明すればいいか分からないよ。』
その時、典子は山崎に向かって、
 『貴方、私には、今、両親は居ません。』
 『私が、貴方の後を追って会社を辞めてから数か月後に両親は外出時に交通事故にあって一度に亡くなりました。また、私は1人っ子なので、兄弟も居ませんから・・・・。』
 『もし、お願いできるのであれば、叔母さんに会って挨拶していただけますか。』
 『叔母さん。』
 『はい、母の妹にあたる人です。』
山崎は頷いて、
 『“てんこ”。了解だよ。ご挨拶させていただくよ。』
 『貴方、ありがとう。』
典子は、山崎に礼を言ってから、
再度、山崎の肩に頭を載せ、2人で朝陽を眺めていた。
山崎と典子は、温泉から上がり、浴衣に着替えて朝食に向かう準備を始めていた。
 『貴方、朝食の時間は何時でしたっけ?』
 『8時だよ。あと、20分は時間有るから、慌てなくて平気だよ。』
 『部屋を50分に出れば十分に間に合うからね。』
 『はい。貴方。』
典子は返事をしてから片付けを続けた。

 『“てんこ”、時間だよ。行こうか。』
 『はい。』
山崎は、部屋の鍵を手にして、2人共に部屋を出て、エレベーターに乗り食堂へと向かった。
食堂では、山崎が受付に名前を名乗り、手続きをしていた。
 『おはようございます山崎様。お席のご用意が出来ていますのでどうぞこちらへ。』
と、山崎と典子は昨日の仲居さんの後についてテーブルへと向かった。
2人が案内されたテーブルは日本海がよく見える個室で有った。
 『山崎様、ただいまご朝食のご用意をさせていただきますのでそのままお待ちください。』
 『分かりました。宜しくお願いします。』
仲居さんが、部屋を後にしてから2人は、今日のスケジュールについて話し始めた。
 『“てんこ”、空港まではそんなに距離は無いけど、このまま、朝食を済ませて少し休憩してからここを出ようか。駄目かな。』
典子は、山崎の問いに、
 『貴方、OKですよ。それで行きましょう。』
そう、言いながら指でOKマークを作って山崎に見せた時、典子のスマフォが振動して“貴方を信じて・・・・”を流した。
典子は慌てて、スマフォを手にしてメールの内容を確認してから、返信を入れていた。
そんな、典子に山崎が、
 『“てんこ”、誰から?』
 『地元のお友達です。今日会えないかって連絡です。』
 『そう。』
少し、山崎は不機嫌そうな顔をしながら、朝の日本海に目を移した。
 『貴方。』
 『貴方。拗ねないでくださいよ。』
山崎は、典子に向かって、
 『何も拗ねていないよ。ただ、朝の日本海が綺麗だなと思ってさ、ただ見ていただけだよ。』
典子も、山崎から日本海に目を移して、一緒に海を見ていたその時、山崎が、
 『“てんこ”、こっち向いてくれないかな。』
山崎の声に反応して、典子が山崎の方を向いた時、山崎が、
 『好きだよ。』
と、声を掛けてから典子の唇に自分の唇を重ねた。
少しの間、2人の時間が停まった。

再び時間が、再開したのは、仲居さんの、
 『失礼します。』
の声だった。
その声に反応した2人は、慌てて唇を離してから、テーブルの上を片づけてから、一言。
 『どうぞ。』
 『失礼します。山崎様。朝食をお持ちいたしました。』
そう、いいながら仲居さんは、山崎の顔を見ながら、“ニコっと”微笑んで見せた。
仲居さんの微笑みに応えるように、山崎も微笑んで見せた。
 『山崎様。朝食の準備ができましたので、どうぞ、お召し上がりください。』
 『ただ、ご飯とお味噌汁のお代わりはご面倒ですが、そちらの呼び鈴でお呼びください。』
 『分かりました。ただ、一つお願いが有るのですがいいでしょうか。』
その時、典子が、山崎を手で制したが、時は既に遅く、山崎は仲居さんに話始めていた。
 『すいません、出来ましたら2杯目からお丼でお願いできませんか?』
仲居さんは、やや、驚きの表情を隠せずに山崎に聞きなおした。
 『お茶碗ではなく、お丼にご飯をよそるという事でよろしいでしょうか。』
 『はい。そうです。お願いできますか。』
仲居さんは、頭の中で確認するような顔しながら、
 『分かりました。恐らく問題は無いと思います。』
 『ありがとうございます。』
そう、言いながら山崎は子供っぽい顔をして仲居さんに礼を言っていた。
その光景を第三者の顔をしながら、典子が見ていた。
 『では、失礼いたします。』
仲居さんは2人に言葉をかけてから部屋を出て行った。
典子は、仲居さんが部屋を出て行った事を確認してから、山崎に向かって、
 『貴方、恥ずかしいからもう辞めて、変なお願いをするのは・・・・。もう、ほんと恥ずかしいんだから。』
そう、言いながら、“プイっと”横を向いてしまった。
驚いた、山崎は、典子に向かって、
 『“てんこ”、御免。昨日食べたお米が美味しかったから、確認しようと思って大盛頼んだんだよ。ほら、そうすれば仲居さんも何回も部屋と厨房を往復することは無いんじゃないかと思ってね。』
 『“てんこ”御免ね君に恥ずかしい思いをさせてしまって。今後、注意するよ。だから、機嫌を直して朝ごはんを一緒に食べよ。』
典子は、山崎の方に顔を向きなおして、
 『貴方。約束ですからね。』
そう、言ってから“ニコリ”と微笑んで、
 『はい。朝食をいただきましょう貴方。』
そう、言って箸を手に取り、一言“いただきます”と言ってから箸を口にした。

2人は、朝の日本海を眺めながら、美味しい日本海の幸を堪能していた。
 『貴方、これ、“ホタルイカ”ですよね。』
山崎は、典子の覗いているのを一緒に覗き込んで確認してから、
 『そうだよ。可愛いだろ、ホタルイカ。』
 『私、もっと大きいのかと思っていました。』
 『“てんこ”、ホタルイカは、酢味噌和えが美味しいんだよ。』
そう、説明しながら山崎はホタルイカを口に運んだ。
 『“てんこ”、美味しいよホタルイカ。』
その、山崎の言葉に応えるように典子もホタルイカに箸をつけて口に運んでから、
 『美味しい。うん、美味しいです。』
そう言いながら、山崎に微笑んだ顔を見せた。
そのまま、2人は朝食を堪能してから、部屋へと戻って行った。
 『“てんこ”、部屋に戻るよ。』
 『はい、貴方。』
山崎と典子は受付で仲居さんに“ごちそうさま”と告げてから、そのまま、エレベーターで4階の自分達の部屋へと向かった。

エレベーターの中では終始、典子は山崎の手を握っていた。
エレベーターを降りて部屋に戻った2人は、それぞれに帰宅の準備を始めた。
帰宅準備が終わった山崎は、その旨を典子に伝えてから、再度、露天風呂に入るため、浴衣を脱ぎだした。
その時、典子が山崎に抱きつき、唇を重ねてきた。
典子が、唇を離してその魅力的な唇から、山崎の耳元で、
 『貴方、して・・・・。』
山崎は、典子を抱きしめながら浴衣の帯を解き始めた。
そのまま、2人は布団の上に倒れこんだ・・・・。
 
第4-3章:お久しぶりです に続く。





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