★ ≪トキメ気≫の[iBOX] ★ [男と女の風景] (短編小説集)

これは、大人のラブストーリーです。 我が人生に、夢よ! もう一度・・!  いつまでも、恋も愛も、いっぱい欲しい。 そんなバーチャル・ラブを、どうぞ・・。 
 
2021/01/14|その他
 ○ あなたは独りじゃない ○  [男と女の風景 180]
 
            2020年1月14日(木) 00:00時 更新

   我が家のベランダ・ガーデン

 今回も、今年の春が待ち切れずに、もう新芽をつけている3鉢を、紹介します。
 この新芽シリーズを始めて、まだ真冬なのに、もう新芽を出している草花があるのを知って、驚きましたし、私にとっては新発見でした。
 
  ≪写真・左・・クサヨシ≫
 去年の長い葉はもう枯れて、取り除いていますので、これが今年の新芽です。
 野に生えている草ヨシは、濃いい緑の葉で、背丈も1メートルにもなり、アワのような実もなるようです。
 ただ、この鉢の草ヨシの特徴は、葉のフチ側に薄いピンク色が出て、乙女のような可憐さが感じられます。
 
  写真・中・・ハマトラノオ
 この≪浜虎の尾≫の去年の茎が枯れて、取り除きました。
 この新芽の中に、赤茶色の葉がありますが、多分、早めに出た葉で、陽に焼けたものと思われます。
 ただ、余りにも密生していますので、3月には2、3鉢に株分けする予定です。

 
  写真・右・・セントウソウ≫
 この≪先頭草≫は、春の野山で真っ先の先頭に花を咲かすから、です。
 1ミリほどの微細な花が、直径2センチほどの塊りになって、各茎の先端に雪をかぶったように咲きます。
 写真では、葉が枯れたように見えますが、これも陽に焼けたもで、実際に触ってみると瑞々しいものです。

 
                                              [男と女の風景 180]
                               − つづき・2−


   ○ あなたは独りじゃない ○
 
 神里美沙は、次の金曜日、朝の九時過ぎに目を覚ました。
 すると、出版予定の原稿が、編集部からメールの添付ファイルで送られてきていた。
 しかも、月曜日の正午の締め切りだと指定されていたのだ。
 そのため、取り敢えずは1回目の校正をすることにして、ミスのないように集中してやった。
 
 そして、遅い夕食を取ると、しばらくはテレビを点けたまま、ぼんやりとしていた。
 すると、ふと武山の言葉が頭に浮かんだ。
  『いいんだよ。君は、自分の生きたいように、生きれば・・。
   オレだって、自分勝手だから・・』
 美沙は、あの時、武山がそう言ってくれたのが、嬉しかった。
 そして今、そんな嬉しく感じた自分を、ふと思い出していた。
――そうか。そんな感じ方をした自分が、そこにいたのよ。
  『男と女の関係なんて、オレは成行きに任せるよ。
  だって、お互いに生きるポリシーとか、相性の違いもあるし・・』

 美沙は、自分に共鳴してくれた武山に興味を覚えたし、そんな会話に反応した自分に、今までと違う自分を感じ取っていた。
――そうだ。そんな自分を主人公にして、小説を書いてみよう。
  もちろん名前を変えてね。
  でも、単なる私小説ではなくて、文学に昇華させないとね。
  ああ、書くって、自分の思念を文字にして、確定することなのよね。
  しかも、書けば、文字で残るから、後で推敲も出来るし・・。
  だから、日記以上に自分を意味づけしないと・・。
  そう、実際の事例を再認識して、再評価することよね。
 美沙は、そう決意を固めると、冷蔵庫から缶ビールを取り出して、独り乾杯をして飲みだした。
 そして、自分を対象に、第3者として聞くことの難しさを感じながら、書き始めて行った。
 だが、どうしても感情移入をしてしまって、客観的になれないのだ。
 まぁ、これも生みの苦しみだと思いながら、悪戦苦闘をしていた。
 そして、気がついたら、もう深夜になっていて、美沙はもう一本、缶ビールを飲むことにした。
 それからも、美沙は武山の言葉に始まった小説を、深夜まで書いていた。
 しかし、それは、思い出した場面だけを書いただけで、とても文学的ではなかった。
 
 次の日の土曜日、美沙は10時過ぎに目を覚ました。
 そして、遅い朝食を取ると、コーヒーを淹れて、しばしぼんやりと窓の外を見ていた。
 だが、アパートの二階から見える景色は、直ぐ目の前にある民家の壁と屋根で、その先にはコンクリートのビルが見えるだけだった。
 それは、いかにも閉鎖的な空間であり、殺風景だった。
 だが、そんな風景は、もう見慣れてしまっていたから、なにも感じなくなっていた。
――私、このままでいいのかな。
  結婚は求めないけど、いい人に出会ったら一緒に暮らしたい。
  そんな願望はあるけど、今は、それが主題ではないの・・。
  でも、毎日の生活が、どこか空虚なのよ。
  生きる張りとか、生き生きとした充実感がないのよね。
  あっ、仕事には熱中できるし、自分を忘れて没頭できるな。
  ああ・・、もしかして、社会人は皆、そうかも・・。
  生きる目標だって、お金とか地位とか、家族の幸せとか・・、
  そう、そんな身近な欲望なのよ。
  それって小さな目標だし、平凡だけど・・、
  まぁ、修行する僧侶以外は、皆、凡人なんだから、それでいいのかも・・。
 美沙は、時々そんな疑問が湧いて、自問自答するのだが、いつも、なんとも曖昧な結論に至ってしまうのだった。
 
 そして、コーヒーを飲み干した時、「そうだ。久しぶりにサイクリングだ」と独り叫んでいた。
 思えば、去年の秋に鎌倉の寺院や神社を一回りして、紅葉に染まった色々な庭や風景を巡って以来だった。
 それから美沙は、タンスの下の段からヘルメットやウインドブレーカーを取り出した。
 さらには、耳や首や腕につけるウォーマーなどの小物も取り出すと、テーブルに一式並べてみた。
 美沙は、安全第一と、冬場の寒さ対策を念頭に置いていた。
 チェックが終わると、さっそく着替えて、レーサー然とした自分をカガミに映して、満足気にニコッと笑った。
 そんな装備は、湘南文芸サークルの会員だった女性の趣味に合わせて、各方面にサイクリングをしたお蔭だった。
 美沙は、当時はもうOLになっていたから、経済的には余裕があったし、何事にも凝る性分だったので、一式揃えたのだ。
 
 それから、外階段の蔭に置いておいた自転車を引っ張り出すと、勇躍して道路に飛び出した。
――ああ、いい天気だね。
  ポカポカとして、言い陽気だよ。
 今日の行き先は、葉山方面として、行かれる所までと決めていた。
 そのため、手広の交差点から東に向かい,鎌倉の大仏へ抜けて、長谷から海岸線に出るコースを取った。
 由比ガ浜に出ると、クルマが行き交っていたが、晴れ渡った青空から、午後の強い陽射しが注いでいた。
 急に視界が開けた海は、風もなかったから穏やかだったし、自転車で走っていると、汗ばむほどの温かさを感じた。
 美沙は、久々のサイクリングだったが、冬の冷気を受けても快晴の気候が快適であり、爽快な気分になっていた。
 さらに134号線を東進して、トンネルへの坂道を上がり、逗子に抜けると、また海岸線に出てきた。
 美沙は、久しぶりだったから、持久力も薄れて疲れを感じたが、それでも走ることの爽快さでペダルをこいでいた。
 それから、小さな橋を渡ると直ぐに左折して、葉山港に出ることにした。
 
 漁港の街は閑散として、人影はなかったが、夏には賑わうであろう、大きなビルや広い駐車場があった。
 そして、漁港を見渡せるという2階に上がると、そのテラスから薄く青い富士山の雄姿が遠くに見えた。
「ワァー、いいね。絶景だよ」
 美沙は、ベンチに座ると、青空に両手を突き上げた。
 それは、ずっと家に閉じこもっていたストレスから、自分を解放するような、そんなオーバーなアクションだった。
 目の前の光景には、傾く陽の光に相模湾の蒼い海が横たわり、江の島の影が見えた。
 そして、その先に箱根の連山があり、さらにその右に富士山が見えていた。
 美沙は、テラスを歩きながら、ヨットハーバーに並ぶ何本ものマストを眺めて、さらに漁港に浮かぶ漁船たちを上から眺めていた。
 そこには、自分の日常では見られない風景があったから、美沙は興味津々でつぶさに眺めて行った。
――ああ、こういう世界、こういう暮らし方もあるんだね。
  人、それぞれに、自分の世界で生きているんだ。
  それが、親の遺産であろうと、なかろうと・・。
  私は、藤沢に住んで、神田に通って、
  そんな風に、世の中を漂っているけど・・。
  これも、ひとつの人世なのかな。
  でも、人って、なんのために生きてるんだろ。
 
 じっくりと休養を取った美沙は、運動不足で体力が落ちたのを痛感して、帰りも同じ道を通ることにした。
 気がつけば、まだ3時過ぎなのに、冬の陽射しはかなり傾いていた。
 しかし、自転車を走らせながら、体が生ってしまったのを自覚して、もっとサイクリングをしようと、月に1回は遠出をすることにした。
 そして、鎌倉へ抜けるトンネルを出た時には、大空の薄い雲が茜色に染まり始めていた。
――ああ、自然は、美しいよね。
  なんで、あんな微妙で、繊細な色調が出せるのかな。
 美沙は、時折、顔を挙げて大空を見ては、大自然の変化を楽しんでいた。
 そして、由比ガ浜に戻った時、この先の稲村ケ崎を越えたら、どんな夕陽が見られるかなと思った。
 そして、遠回りになるのは承知の上で、どうしても、その光景が見たくなった。
――でも、サイクリングって、目的地を目指すと、なぜか必死になるのよね。
  走る途中経過なんてどうでもよくて、ただ無心で頑張るのよ。
  そうか。人生は、目標がないから、必死になれずに、漂ってるんだ。
 
 そして、稲村ケ崎の峠を越えると、左側の歩道を越えた先に広場があった。
 美沙は、自転車を止めて中に入ると、大きく息を吐きながら、石碑を背にして石垣に座った。
 そこからは、七里ガ浜の砂浜が広がり、その先に江ノ島が見えていた。
 そして、海の向こうに箱根の連山が見えて、その上空には、赤く焼けた夕陽が広がっていた。
――ああ、こんな一人旅も、いいね。
  自然が相手だから、余計な気を遣わなくて・・。
 美沙は、ボトルでスポーツ・ドリンクを飲むと、生気が蘇ってきた。
 
すると、散歩でもしているのか、男が公園に入ってきた。
 そして、美沙に気づかずに、前まで来ると、しばし仁王立ちをして、七里ガ浜に広がる景色を眺めている。
 男の後ろ姿は、逆光で良く見えなかったが、どうも和服を着ているようだ。
 それから、振り返って公園の奥に歩き出した時、美沙に気づいて驚いたフリをした。
「ああ、そこに人がいたのか。びっくりしたな」
 男はそう言いながら、近寄ってくると、「でも、素晴らしい景色だね」と言った。
「ええ、大自然の絶景です」
「ワシも、そこに座っていいかな」
 美沙は、「ええどうぞ」と言いながら、腰を浮かして、スペースを開けた。
 サラッと何気に見ると、男は白髪交じりの長い髪を全部、後ろに纏めて紐で縛っていた。
 そして、いぶし銀の渋い羽織を着て、内には黒い着流しを着ていた。
――このご老人、素敵だな。
  この痩せて精悍な風貌に、髪を流して、紐で縛ってる。
  しかも、シルバーとブラックの着流しだよ。
  まぁ、還暦は過ぎてるよね。
 
「今日のサイクリングは、どこまで行ったの・・」
 美沙は、見るからにそんな出で立ちだったし、横にはバイクが置いてあったのだ。
「ええ、藤沢から、葉山迄です」
「今日はいい天気だったから、爽快だったろ」
「ええ、ずっとテレワークでしたから、最高の気分転換になりました」
 美沙が声を弾ませて応えると、「そうかね」と、気落ちしたため息が漏れてきた。
「ワシなんかはね、もう何年も、自宅待機だけどね。もう、生きることに飽きちゃったよ」
 美沙は、男から深刻な本音が漏れてきて、迂闊な返事はまずいと思ったから、黙ってしまった。
「ワシはね、若い頃は、青雲の志を持って、京都から上京したよ。しかしだ。学生の頃、虚無と出会ってね」
――エッ、まさか・・。
  アア・・、ヤバイよ。危ないテーマだよ。
 美沙は、思わぬ話題にドキッとして、体を硬直させると、夕陽に染まる光景を睨みつけていた。
 
「この世は、無味乾燥なんだ。人には、存在する意味なんて、ないんだよ。ただ生きて流れて、彷徨うだけ・・」
 男も、夕陽に染まる光景を見詰めながら、呟くように語っていた。
「人間は、動物と同じで、生きるために、食い物を探し続けているんだ。サラリーマンは、無事に食い物にありつけるように、給料を貰ってる。金さえあれば、スーバでなんでも手に入るからな。まぁ・・、それが人間社会よ。そう、そういうシステムを作り上げたんだ」
 男は、魂が抜けたように虚けて、痴呆のように自分に語っていた。
「人間の知恵って、立派だよな。でも、いずれ寿命が来て、死んで、ただの屍になっていくんだ。歴史上に残る人物、それは単なる幻影だよ。だって、本人は、もう知ることは出来ないから・・」
 男は、すぐ隣に美沙がいることさえ、忘れていた。
「天才も凡人も、死んだら同じなんだ。そう、人類は、必死に生きていくよ。ただ、それだけ・・。空虚、そんな概念は人間が知恵を持って、言葉を使えたからだよ」
 
 美沙は、ふと夢かうつつか、それとも幽体離脱した自分なのか、もやっとした世界に置かれていた。
――美沙よ、あなたは、存在する意味を、探してきたのよね。
  それが見つかったの・・。
  この人は、生きることには、空虚で何もないって、言うけど・・、
  あなたは、どう・・。
  そうよ。あなたは、なにを目指しているの・・。
  あなたの存在価値は、あるの・・。
  ああ、私って、何者なの・・。
  そんなこと、未だに判らないよぅ。
 そんな青臭い自問自答を、大学に入ってから、いつしか始めていたし、OLになった現在もその呪縛から抜けきれていなかった
 だから、美沙には、この男の言いたいことが、感覚的に理解できた。
――ああ、この人、還暦を過ぎても、自分の存在価値が判らなかったんだ。
  まだ未熟な私には、無理かもね。
  そう、あなたは、凡俗の世界には、何時だって戻れるよ。
  だから、このテーマで、もう少し頑張ってみようよ。
 男が立ち上がって歩きだすのを見て、慌てて美沙も立ちあがると、「ご高説、有難うございました」と頭を下げた。
 
 だが、美沙は、痩せ細って、わずかな風にも体が傾くような男の後姿を見て、なんとも哀れで可哀想だと思った。
――あの人は、人はただ死んでいくだけだと、言ったな。
  エッ、虚無とは、なにもないこと、だよね。
  だったら、そもそも、なんのために生きるかなんて、
  そんな目的も、命題もないのかも・・。
  そうだよ。虚無そのものが存在しないんだ。
  それは、絶望した人が叫んだ幻影ではないのか。
 美沙は、首を捻りながらも、なにか謎が解けていくように思えてきた。
――人間は共同生活をして、お互いに助け合って、生きているよ。
  その社会には、各人に自分の役割分担があってね、
  それを全うすることだよ。

  その使命を果たすことが、目標であり、有意義に生きることかも・・。
  ただし、自己満足だけどね。
 美沙は、老人の虚無から始まった話に、自分の役割を果たすことが生きる目標かも知れないと思った。
 それは、まことに平凡だったけど、ひとつの答だった。
 それから、バイクを駆って海岸線を走り、腰越を越えても、気持の中は満たされた気分になっていた。
 
 次の日曜日、美沙は、9時に爽快な気分で目を覚ました。
 前の日は、サイクリングで疲れていたし、風呂上がりに缶ビールを飲んだから、バッタンキューで眠りについていたのだ。
 10時には、スーバに買い出しに行って、作り置き用の食材を買い込んできた。そして、洗濯をしながら、調理に励んでいた。
 美沙は、特に鶏肉が好きだったから、塩レモンのマリネを作り、から揚げも多めに作っていた。
 いつも美沙は、パックのままの小盛りご飯を会社に持ち込んで、電子レンジにかけるのだ。
 そして、オカズの鶏パックを温めると、サラダを添えて昼食を取っていた。
 美沙は、そんな自分流で満足していたから、誰もが外食には誘わなかった。
 すると、午後1時に、昼食の生ラーメンを食べ終わった時だった。
 真理子から、「今晩は、外食をしない。6時に南口で待ってる。サプライズもあるかも・・」とのメールがあって、OKの返事をした。
 
 美沙が、指示された定刻に行くと、真理子と一緒に並んで、なんと武山がにこやかに出迎えてくれたのだ。
「アラ、武山さんだ。ああ・・、これがサプライズか。でも、お二人さん、似合ってますよ」
 すると真理子が、「なにを言ってるの、私をダシにして、武山さんがあなたを呼んだのよ」と,ワザとらしく云った。
「エエッ、まさかでしょ・・」
 美沙は、そんなことがあるなんて考えられなかった。
 だから、ラフな普段着だったのを、少し後悔した。
 
 すると、美味しいイタリアンの店があるからと、武山が案内してくれた。
 そして、白ワインのボトルを注文して、3人でにこやかに乾杯をすると、さっそく武山が話しかけてきた。。
「ところで、美沙ちゃんは先日、友達を越えると自分勝手になるって、言ってたけど・・」
「ええ、私、いつも自分が自分でいたいんです」
「そうか。他人にあれこれと気を遣って、わずらわされるのがイヤなんだ」
 美沙は、武山をじっと見つめたまま、黙って頷いた。
「オレはね、美沙ちゃんを無二の親友だと思ってるよ。まぁ、真理子には及ばないけどね」
「ええ、真理子は救世主ですから」
「そうか。じゃあ、オレは伴走者かな。細いヒモで繋いで、一緒に走るヤツ」
 それを聞いていた真理子が、思わずウフとおかしそうに漏らした。
「だって、オレも自分を追いかけているけど、でも、見えないんだよな。だから、オレと同じヤツがいるなんて、って、そういう意味で、同類なんだ」
「ええ私、同類だなんて、嬉しいです」
「オレは格好をつけて、自分の孤独を抱いて、生きてきたよ。でもね、君の孤独に比べたら、単なる観念上の薄っぺらいものだと思ったよ」
「いえ、誰の孤独でも、同じですよ」
「でも君は、両親を亡くして、日々に孤独を感じているんだから・・。そう、孤立無援の状況下でね。オレは尊敬するよ」
「ああ、そこを判って戴けるなんて、心強いサポーターですね。ずっと、傍にいて欲し伴走者ですよ」
「そう、あなたは独りじゃないんだ」
「はい、嬉しいです。私、弱い人間ですから、いつも挫けそうになるんです」
 
                            ― おしまい ―
 
 
 





     コメントする
タイトル*
コメント*
名前*
MailAddress:
URL:
削除キー:
コメントを削除する時に必要になります
※「*」は必須入力です。