NET山岳会”HALU”

2014年６月２１日〜２２日

丹沢、神ノ川　仏谷の沢登りと河原で焚き火を楽しんできました。

メンバー：FUKU単独。

コース計画：神ノ川ヒュッテ〜広河原〜仏谷〜蛭ケ岳〜檜洞丸〜彦右衛門沢下降だったけど、変更で檜洞丸北尾根下降〜広河原（焚き火）〜翌日、神ノ川ヒュッテでした。

今回の仏谷、神ノ川最奥の谷で蛭ケ岳に詰め上げていて本流と言っていいかと思う沢だ。
朝６時、曇り空の中を神ノ川ヒュッテを神ノ川最奥の仏谷目指して歩き始める。とぼとぼ歩き始めると忘れ物でも取りに来たのか、一旦車に戻ると言う二人組の男性と挨拶。去年も会ったね〜と話しかけられてすぐにピンとくる。去年の同じ頃、伊勢沢を登ったときにいろいろお喋りをした男性だった。痩せたねって言われて凄い記憶力だなと思った。彼らも仏谷を登ると言ってたけど、僕にも計画があるからペースは速めでその後会えなかったのは残念だ。

林道歩きで広河原に到着、その名の通り広い河原だ。下山はここで分岐する彦右衛門沢を下降で戻って広河原で焚き火をする計画なので、食料＆ビール等を枯葉で隠してデポしておいて仏谷に出発だ。

さて、準備して７時に仏谷を歩き始めた。以前にも歩いたことあるんだけど、全くの新鮮状態だ。丹沢の沢の中では水量は多めで胸まで浸かる場所もある。大滝は登れないから巻く事にして、それなりに現れる小滝も登れるとこは登ってそれなりに巻くとこも多かったかなと思う。ちょっと真剣になる巻きもあるので楽しませてくれるって感じだ。（登れそうにないから巻いていたら滝が連続していて残念、写真１）
そんな感じで楽しく進んで行くと水流は多めでもやがては枯れて荒涼とした雰囲気になってくる（写真２）。傾斜もどんどん増してそれこそ厳しいボロボロの崩壊部になっていった。ダイレクトに蛭ケ岳まで詰めたいな〜って頑張ったけど、やはり危険を感じて１４７０で右の急斜面に逃げて蛭ケ岳まで１００メートルを切ったところで登山道にぶつかった。１０時２０分山頂到着。楽しい沢の基準ってのがわからないけど、僕的に全体的には楽しめたかなって思う。

蛭ケ岳でしばしの休憩で檜洞丸に向かう。下山は檜洞丸〜広河原に流れる彦右衛門沢の予定だったし歩きたいのもあったからだ。最近始めたランニングで粘りができたような気もして、サクサク歩けたような気もする。。まぁ、気のせいかもしれないけどね（笑）そうでも思えば何かと楽しく物事に取り組める気がするな。。

そんな感じで檜洞丸に到着、ってその前に直下の青ガ岳山荘に寄ってみる。山荘の主人のおばちゃんに何となく会いたいな〜と思う。２年前、矢駄沢を登ったとき何となく寄った山荘でおばちゃんと意気投合で水を貯めるドラム缶の目隠しの杭を二人で作ったいい思い出がある。何度か覗いてみたんだけどいずれも留守だったから、今回２年ぶりの再会が嬉しい。福島クンなんて名前も覚えてくれてた。さっそく、土嚢袋を登山道に設置するのと、外した板を小屋に設置するのを頼まれる。そんなのお安い御用だよ〜って、頼まれる事は楽しい事なのだ。思い出話とお礼に平茸のスープをご馳走してくれて、疲れた体にダシの効いたスープは身にしみる思いだった（写真３）。

ここで楽しい時間に気が抜けてしまったのか？おばちゃんも彦右衛門沢はやめといたらって言ってる言葉が何となく暗示のような気もしてきて、ここで予定変更で檜洞丸北尾根で下山にした。また来るね！っておばちゃんに挨拶、小さな山小屋ならではの人情ある楽しさだ。

さてさて北尾根下山で広河原に１５時半に到着、早速デポして置いた荷物を取りに行く。まずはビールを河原にドボンだな〜（ドボンと言ってもやさしくね！）。それから薪集めもぼちぼちやっていきながらツェルトを張る。でもでも日は長い、早く着きすぎた。偶然にもこよみは夏至の空だ。日の傾くのを待って焚き火開始で冷やしておいたビールがヤバイほどうまい！極楽だ（笑）。そんな感じで後は日本酒をちびちびやりながら２０時まで楽しんだ（写真４）。
焚き火を終えてさて寝ようかと散っていたブヨだかヌカカにやられまくりで痒くて眠れない。。２０箇所位やられてまいってしまった。２３時、少し寒くなってこれはいいとばかりに寝袋に飛び込んでやっと開放されていい眠りにつけたのだった。

朝は４時半に自然に目を覚ます。小雨の音が聞こえるけど、それほどでもなかったのは良かった。サンショウの葉っぱ摘みなんかをしながらのんびりして神ノ川ヒュッテに８時到着。今回の山行、日帰りでお釣りがくるんだけど、沢を楽しみのんびり河原で過ごしての計画はなかなか楽しめたかなと思う。顔はブヨでボコボコ、熱を持ってる始末だけどね（笑）。