NET山岳会”HALU”

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2013/11/19 1:01:15|その他
神奈川岳連 遭難救助講習会(岩場登攀救助)
写真の上でクリックすると写真が拡大します

日程:2013年11月17日(日)
メンバー:mikko、他26名
天気:晴れ
講習時間:8:30〜16:00

講習内容(岩場での事故者の救出と収容をロープがセットされた状態で行う)
・固定ロープの登り返し
 目的:手掛かりのない岩場で、固定ロープ1本で自己救出する方法
 ※体を固定するマッシャー+シュリンゲの長さは手が届く長さに調整すること。体重を掛けた時の伸び分も考えること。
 ※足を掛けるシュリンゲでスリップノットを作り足が外れない様にする。

・ピックアップ
 目的:岩場で宙吊りになった要救助者を迎えに行って安全に下ろす方法
1. デージーチェーンを自分のハーネスに固定して60cm位(腕を伸ばして手がとど行く長さ)の所に環付カラビナを掛ける。
2. 環付カラビナの掛けたところからデージーチェーンを折り返し、自分のハーネスに着いた長さから20cm(体の厚み分)短い所に要救助者用の環付カラビナを付ける。余った分はブラブラでいい。デージーチェーンにカラビナを掛ける時は縫い付けられた輪側ではなく本線側に掛けるように注意する。理由は輪側に掛けると縫い目が切れた(解けた)時にカラビナが外れてしまう可能性があるから。
3. 折り返しに掛けた環付カラビナをエイト結びにしたロープに掛ける。
4. 確保者に下ろしてもらう(ロアーダウン)。この時はダウン、あと何メートル、あと何センチ、もう少し等意思の疎通を取りながら要救助者のところに下りていく。いい位置に着いたらストップをかける。
5. 要救助者より下に下りすぎると、デージーチェーンに掛けた環付カラビナを要救助者のハーネスループに掛けられなくなるので注意する。カラビナ対カラビナはダメ、必ずハーネスループに掛けること。
6. 要救助者に環付カラビナを掛けたら確保者に声を掛けてロープを仮固定してもらう。
7. 右利きなら左手側に要救助者の頭が来るように手で支えながら右手で要救助者に着いているロープをナイフで切断する。この時、ナイフでロープやスリング、要救助者等に歯が向かない様に最新の注意をする。また、救助者と要救助者の位置が離れすぎているとロープを切断した時に要救助者の落下距離が長くなってショックが大きく危ないので注意する。
8. ロープの切断が終わったら確保者に声を掛けて下に下ろしてもらう。この時も確保者と意思の疎通を取りながら下りる。
9. 下に下りたら要救助者を静かに着地させる。

・ライジング
目的:要救助者を1/3システムで安全な場所に引き上げる方法
    ※フリクションノットに使うシュリンゲの径はロープに合うものを使うこと。
    ※手で引き上げるだけでなくロープにマッシャーでシュリンゲを固定して、手でロープを引きあげながら、足でシュリンゲを押し下げ体重を掛けると比較的楽に上げることが出来る。(70kgのタイヤを手だけで引き上げても上がらなかったが、足で体重を掛けたら上げることが出来た)

・介助懸垂
 目的:テラスから要救助者一人を、救助者一人で安全に下ろす方法
1. 懸垂用のロープに下降器を高めの所に付けて、ピックアップの@とAで作った状態のシュリンゲを環付カラビナに掛けた状態で下降器に掛ける。
2. ロープをハーネスループに掛けたカラビナと@のカラビナに掛けたカラビナに順に掛けて折り返しをする。
3. ロープにマッシャーを作り、ハーネスの足ループに掛けたカラビナに掛けてバックアップを取る。
4. 要救助者用の環付カラビナを要救助者のハーネスループに掛ける。
5. 安全を確認したら救助者が先にテラスから離れて要救助者を片手で抱きかかえるようにして、片手はマッシャーを小指に面した部分で押し下げながら下降する。
※介助懸垂も救助者と要救助者の間が空きすぎると要救助者の腰部分が高くなり、足と頭が下がって弓状になってしまって腰への負担が大きく辛いので注意が必要です。その辛さ体験してしまいました。体験者が語るです。

・シュミレーション
 最後はグループに分かれて、自分たちのロープを使って全て自分たちでセットして以下の流れで要救助者を救助する。
1. 宙吊りになっている要救助者を発見下で発見。
2. 登り返しで上に登る。
3. 宙吊りになった要救助者を下の安全な場所に下ろす。
4. ヘリコプターが下では救助出来ないと言うことで1/3システムで上に引き上げる。
5. しかし、天気が悪化したので再び介助懸垂で下に下ろすことになった。下ろす位置は真下ではなく斜め前方の為、ロープを斜めに張って下降させる方法(チロリアンブリッジ)を取る。

講師からのお話
・ナイフを持っていない人たちがいたので必ず岩場、沢等に行くときは携帯することと、注意が有りました。
・ロープによって違いがあるので救助訓練は自分が使っているロープで行う。
・自分だけで来てもパートナーが救助出来ない(知らない)と自分の命は守れない。
・知識の引き出しをたくさん作って、適材適所で組み合わせて応用が出来るようになることが大事。

時間があっという間に流れ、とても短く感じた1日だった。ロープの切断は初体験だったが、あの緊張感は忘れないようにしなければと思った。友の命が掛かっているのだから。。。。

以上、当日の記憶を辿って纏めてみましたが、記憶違い等で間違い等が有りましたら指摘して頂ければありがたいです。
記:mikko




     コメント一覧
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らいちょういさんへ
興味を持っていただいて嬉しいです。機会を作りたいですね。
mikko  (2013/11/21 21:45:40) [コメント削除]

必要知識ですね
おつかれさまでした
こういうことには興味があるので参加したかったが、なんせ遠くて・・・
今度教えてください

らいちょう  (2013/11/21 2:45:38) [コメント削除]

vibramさんへ
了解です。みんなでぜひ一緒に勉強しましょう。

mikko  (2013/11/19 20:30:46) [コメント削除]

ぜひ成果の還元を
お疲れ様でした。
貴重な体験を仲間に還元する機会を作ってもらえたらうれしいです。

vibram  (2013/11/19 18:33:25) [コメント削除]

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